最終更新日 : 2014/04/20
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環境委員会は、産業革命以降じわじわと進行する地球温暖化を少しで も防止する とともに、私たちの生活を支える生物多様性を保全し、かつ地球上の限られた資源・ エネルギーを大切に利用するなど、かけがえのないこの地球を 健康体のまま子孫に 残すため、今、私たちにできることは 何かを考え、実行し、併せて淡交会会員や 現役高校生にも 行動を促すことを目的として、平成20年 秋ごろ設立されました。 きっかけは、当時の 小泉宗孝会長 (52回)が、地球温暖化の影響は 計り知れない、 淡交会でも 何かできないか検討したらどうか、と事務局に指示されたことでした。 これを受けた事務局が、地球環境問題に関心を持って 既に活動している会員数名 に働きかけ、常任理事会の承認を経て、取りあえず以下の体制で環境委員会を立ち 上げました。 委員長:岡田宗久(58回)、 委 員: 磯貝三男(56回)、中瀬勝義(60回)、伊藤 林(62回)、清田 秀雄(74回) 平成21年1月に 第1回環境委員会を開催し、当面の活動方針を 決めました。 (1)委員会メンバーはそれぞれ活発に日常活動を推進し、情報を共有し、 相互啓発に努める。 (2)「両国祭」の淡交会展示のスペースを使用して、環境委員会の活動を 紹介する。 (3)「淡交会報」へ、委員それぞれの活動をシリーズ投稿し、淡交会会員に 呼び掛ける。 【T】 両国祭展示を中心とした活動 1)平成21年度 「地球温暖化の防止は 待ったなし」 と言うテーマで、家庭でできる 省エネ・ CO2削減方法を はじめ、地球温暖化防止への行動を訴求すると共に、 委員一人一人の活動内容をパネル、実物で紹介しました。 2)平成22年度 折しも 国際生物多様性年に当り、国際会議COP10が 名古屋で開催される のを機に、「生物多様性の保全は 私たちの責務」 というテーマで里山保全を はじめ、身近な自然環境の保全を訴えました。 3)平成23年度 東日本大震災、福島原発事故に遭遇して 「環境とエネルギーについて考える」 というテーマで、わが国のエネルギー政策に対し、環境委員会として 提言を 行いました。 また、太陽光パネルを屋根に設置した 横浜在住のN氏の実例を 写真とデータで展示しました。 4)平成24年度 環境委員会発足4年目となった 平成24年度から、座長制を採用し、初代 座長に就任した 磯貝三男さん(56回)を中心に活動を展開しました。 両国祭の淡交会企画では、前年度に引き続き 「環境とエネルギーを考える (その2)」というテーマで、提言や展示を行いました。 来場者は昨年同様 所学生とその両親が多く、難しいテーマにも 真剣な眼差し で展示に見入り、熱心に説明を 聴いていました。 5)平成25年度 2代目座長 岡田宗久さん(58回) のリーダーシップの下、両国祭では、「エネル ギーと 環境問題を考える」 と題して、原発に依存しない日本のエネルギー基本 政策について提言を試みました。 代替エネルギーとしては、コスト増、温暖 化ガス排出増を招く火力発電へ過度の依存を回避し、再生可能エネルギーでの 代替案を強く訴求しました。 更に、平成26年2月には、岡田座長の下で、第1回「淡交会環境セミナー」 の開催を実現させました。 【U】 「淡交会会報」 環境委員会報告の連載 会報に、「環境委員会報告」と題して次の通り毎号連載しています。(継続中) 第63号 (2009/12/10) (1) 「地球温暖化防止は 待ったなし」 (中村晴永) 第64号 (2010/05/20) (2) 「生物多様性は身近から」 (中瀬勝義) 第65号 (2010/12/10) (3) 「ストップ絶滅!!『里山イニシアチブ』の底にある もの」 (磯貝三男) 第66号 (2011/05/20) (4) 「東日本大震災に遭遇し、改めてエネルギー問題を 考える」 (岡田宗久) 第67号 (2011/12/10) (5) 「雨は天の恵み、大切な資源」 〜雨水を貯めて活用しよう〜(伊藤 林) 第68号 (2012/05/20) (6) 「リオ宣言から20年」〜環境とエネルギー問題への 新たな取り組み〜(中村晴永) 第69号 (2012/12/10) (7) 「電力の自産自消を計ろう」 〜都市部での電力の自産自消を進め、大震災後に 備え、中・長期の避難地確保と電力の現地生産を 計ろう〜 (磯貝三男) 第70号 (2013/05/20) (8) 「エネルギーミックスと再生可能エネルギーの 位置付け」 (岡田宗久) 環境委員会は今後も活動を継続してまいります。 活動に関するご意見、ご質問は、ご遠慮なく淡交会事務局に お寄せ下さい。 環境委員会 委員長 岡田 宗久(58回) |