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■ 淡交フィル 第55回 定期演奏会を終えて |
淡交会フィルハーモニー管弦楽団 第55回定期演奏会 は、2015年1月25日(日)、 午後2時より、江戸川区の 総合文化センター で、現役高校生6名を含めた 総勢69名の 演奏により開催されました。 400名強の皆様に ご来場いただきましたが、1月のコンサートは 寒さのせいか、 少しお客様の数が少なくなってしまいますし、演奏者側も 高校生や大学生は 試験やイベントなどで忙しく、団友や賛助に頼りがちになってしまうところもあり、 このあたりが 団としての反省事項です。 |
さて、もうお馴染みになりました 開演前のロビーコンサートですが、 今回は「ありのままで」などのヒット曲を入れたこともあり、 多くの方に足を止めて聴いていただきました。 ありがとうございます。 |
今回の演奏プログラムは、19世紀初頭のドイツを中心に活躍した
ニコライ、シューベルト、シューマン の曲目を揃えました。 順に、明るい喜歌劇曲の「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲、 美しい間奏曲を含む 劇付随音楽「キプロスの女王ロザムンデ」、 そして まさに「春」と呼ぶにふさわしい 華やかな交響曲第1番というものでした。 しかも、これを淡交フィルとは初共演となる ドイツで長くご活躍された マエストロの齋藤純一郎先生に振っていただく という幸運を得ました。 齋藤先生は 指揮法の大家でもあり、大変美しい指揮である一方、 マエストロ・チェリビダッケの教え などを基に、音楽の感じ方や作り方などを わかり易く団員に教えていただきました。
当日の演奏は、ニコライは 軽快に明るく、そしてシューベルトは 端正に柔らかく、
そして シューマンは 華麗で力強い演奏であったと、アンケートのお褒めの言葉を 拾いますと そのようになりますが、実はピッチの問題や 早いフレーズでの乱れ など、もっともっと練習が必要だったなとの反省もあります。 アンコールの「ラデツキー行進曲」は初演版と言う楽譜を使ったため、 いつもとは違う感覚に驚き、ニューイヤーにもふさわしいということで 楽しんでいただけました。 もちろん、「校歌」はいつもながら 皆様に力強く歌っていただけました。 |
演奏会後のレセプションでは、淡交フィルを後援する会の 長谷川澄雄 会長(47回)と 淡交会の 寺澤捷年 会長(60回)から、励ましのご挨拶をいただき、 そして、斎藤純一郎先生からは、音楽を作っていく喜び、そして音楽を通じての出会いを 大切にしていくこと などをお話しいただき、心に迫るものとなりました。 ご来場いただき、またレセプションにもご参加いただきました 淡交会、 淡交フィルを応援する会、そして両高会 の皆様には 誠にありがとうございました。 |
なお、次回は 2015年7月19日(日)午後2時から、1年半ぶりに |
今年は ご承知かもしれませんが、フィンランドの作曲家、ジャン・シベリウスの |
淡交フィルハーモニー管弦楽団 団長 長谷川英一(72回)