作成日:2021/01/13 by AM   

私は、2016年(平成28年)11月に同期の友人の誘いもあり、淡交囲碁会の一員に加わることになりました。
丁度4年が経過しますが、最初の指導者が淡交囲碁会の世話役を務めていました上村さんでした。

上村さんは49回生の大先輩ですが、私ども初心者を月に一度の淡交会事務局で開かれた『淡碁はじめ塾』 を通じて、囲碁のルール、マナー等をご指導いだき感謝しております。
最初は、13路盤での初心者同士の対局で、色々とアドバイス等をいただいたことが思い出に残っています。
その対局で腕を上げたと評価されると、上村さんお手製の教本をいただきました。
まず、『布石の基本』をはじめとし、『厚みの使い方』、そして、『詰碁の勧め』と3分冊を上達に 合わせていただけたということで、大変励みになったと記憶しております。

 米寿を来年に控えた今年(令和2年)6月25日に ご逝去されたとのことで、誠に残念な気持ちです。
昨年、ご病気で入院されて、『はじめ塾』にも出てこられなくなりましたが、昨年(令和元年)の両国祭には 退院されて、顔を出されていましたので、復帰されることと期待しておりました。
ご冥福をお祈りいたします。

☆ ☆ 2018年9月15日 両国祭で未来の淡交会員を指導する上村さん(1) ☆ ☆

≪ ☆ 2018年9月15日 両国祭で未来の
淡交会員を指導する上村さん ☆ ≫

☆ ☆ 2018年9月15日 両国祭で未来の淡交会員を指導する上村さん(2) ☆ ☆

さて、淡交囲碁会の初心者組も上村さんのおかげもあり、レギュラー組への移行も何人かおりますが、 当方も含めて約8名が、レギュラー組を目指して頑張っております。
このうち3名が女性陣で大活躍しております。
淡交囲碁会では、会員全員を対象に、毎月第2土曜日に月例会を水天宮の碁会所で開催しておりましたが、 ご承知のように、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、3月予定の月例会が、急遽中止とせざるを 得ない状況となりました。
それ以降、三密を避けるために、月例会は中止状態が続いています。
そんな状況の中で、対面での対局なしで力を維持あるいは上達させるために、パソコン相手の対局を しておりましたが、物足りなさを感じておりました。
 その後、事務方のご努力により、無料の日本ネット囲碁対局『呼びかけの碁』を導入して、 会員同士のネット対局が可能となりました。
初回は、5月16日で、月例会での対局のように対面ではありませんので、多少の物足りなさはありますが、 満足感を得られます。
また、対局の再現が出来て、反省点をすぐに整理できるというメリットも感じています。
ネット対局であれば、月例会のように碁会所に集まる必要もないので、現在は、毎週の土曜日に 参加が可能です。
ただ、月例会を終えた後の、囲碁仲間との懇親を兼ねた飲み会が無いのが残念ですが、 これは、新型コロナウイルスの終息を待つしかありませんね。

 今年(令和2年)は、新型コロナウイルス感染拡大で、毎年9月に開催される両国祭も中止となり、 淡交囲碁会主催の来訪者、特に、小学生への囲碁に興味を持ってもらうイベントも出来ずに、 残念でしたが、来年(令和3年)は、上村さんの遺志を継いで、盛大に開催したいと思っております。

 新型コロナウイルスの終息が見えない状況ではありますが、淡交囲碁会では、 新たな会員を淡交会員、ご家族、初心者を対象にネット募集しておりますので、奮って、 お申込み下さい。

山脇 広治(66回)  
(淡交会会報第85号より 転載) 

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