作成日 : 2019/08/20 by AM   

 現在の五五会のスケジュールでは、総会を来年(2020年、令和2年)秋に実施することになっています。
今度の総会は全員が80歳を超過した状態で迎えるので『傘寿記念総会』として  開催することが前回の総会で確認されています。
 6月中旬に世話人会を開く予定ですが、つきましては、皆さんに相談ごとが3件あります。
第1のテーマは、傘寿記念と銘打った総会をどのような趣向を盛り込んで開催するか、です。
ぜひ、10年前の古希記念総会の時と同様、楽しい企画をご提言いただきたいと思います。

 ところで、ご高承と存じますが、淡交会報81号(前号)の5ページでは、会費の納入額の年別の状況がグラフで示されており、 年々厳しくなっている様子がうかがわれます。
その背景には、中高一貫教育制の導入の影響で、淡交会の新規会員が400名から200名になったために、400名時代の会員が 高齢によって年々徐々に減っていく一方で、200名になってからの会員が年々ウエートを増していくことがあります。
その対策としては、平成20年度の淡交会総会以降、
 @全ての卒業回で納入率のアップを図る
 A会費を1口2,000円と設定し1口超の納入者の増加を図る
との取り組みが始められ、また平成26年度には、
 寿会員の対象を80歳から88歳へと変更する
との決定も加えられる等、淡交会としても懸命の対応がなされてきました。
しかしそれにもかかわらず、会費の納入額の推移は、先述のグラフの示すように厳しさを増しているのです。
 吾々五五会は、隔年開催される五五会総会の都度、出席者から淡交会費2年分をお預かりし(欠席者からは振り込みにより)、 毎年4月に一括して淡交会事務局に納付しております。
平成20年度の淡交会総会の決定を受けて、まずは『納入率のアップ』が何よりも大切であろうと考え、この一括納付について、 それまでは、納入者数100名を目標として世話人会で取り組んできた(現実には各年度とも、目標を上回る105名分程度を納付していた)ものを、 平成21年度以降は、納入者数の目標を110名にすることと決定し、取り組んできました。
以降の納付実績は、113名〜129名分を納付できたという結果となっておりますので、目標を上回って良好な淡交会費納入率の確保に つなげることができたと考えております。
ただ、もう一つの課題であります『1口超納入者の増加を図る』という課題につきましては、五五会として取組みをしてきておりませんので、 これは次なる課題として残されております。

 いよいよ80歳を迎えようとする現在ではありますが、今後88歳の寿会員資格を得るまでは、会費の納入義務はついて回りますので、 『1口超納入者の増加を図る』という課題は、淡交会の財政状況の改善に寄与していくことが求められている現状に鑑み、 今日までのところこの課題に対応していない五五会としては、避けて通れない課題であろうと存じます。
少し経緯のご説明が長くなりましたが、これが第2のテーマです。
この第2のテーマに有効に対処するためには、『81歳以降の五五会をどのように運営していくべきか』が検討され、 方針が明確化されなければならないでしょう。
80歳を過ぎたのだからと老け込むことなく、もうひと頑張りしていかなければならないようです。
それならば、さて、その運営方針は如何に、これが世話人会の第3のテーマになります。

そのようなわけですから、今年の五五会はまことに大切なテーマを抱えております。
皆さんのご理解と積極的なご提言をお願いいたします。

小林 喜一郎 (55回)      
(淡交会報 第82号より 転載)    

淡交五五会だより(淡交会報 第80号)は、こちら
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