第3回 環境セミナーの報告へリンク       (スマホ)   作成日:2016/03/20   
   「ゆたかで楽しい海洋観光の国へ、ようこそ」

日 時:平成29年 2月25日(土) 15:30〜17:30
場 所:(学校法人)東京環境工科専門学校
主 催:淡交会
テーマ:
講 演:
「ゆたかで楽しい海洋観光の国へ、ようこそ」
中瀬勝義氏 (淡交会60回卒、江東エコリーダーの会、海洋観光研究所)
1. 自己紹介 
  東海大学を経て、調査会社に勤務しながら、エコ活動や 社会人学生として、
活動すること 半世紀になる。
最近、「ゆたかで楽しい海洋観光の国へ、ようこそ」 ( 七ツ森出版社、¥1,000 )
を出版した。 今回の講演は 同本によります。

☆ ☆ 活 動 成 果 を 発 表 さ れ る 中 瀬 さ ん ☆ ☆

≪ ☆ 活動成果を発表される 中瀬さん ☆ ≫
☆ ☆ 海 洋 観 光 立 国 推 進 を 詳 細 説 明 ☆ ☆

≪☆ 海洋観光立国推進を 詳細説明 ☆≫

2. 内 容
(1)我が国の現状;
 ・ 食料自給率が40%を切り、60%を外国からの 輸入に頼りながら、毎日膨大な生ゴミを
  出す経済システムが いつまでも続づくとは 思えない。 これからは 持続可能なエコライフ
  が必要なことではないか。 「 私たちは 国内の 『 資源 』 を上手に利用して生き抜く
  ことが肝要です。 その 『 資 源 』 の 一つが、日本の美しい自然、特に海です。 」

   (2)循環型社会の実現のためどうすればいいのか、
 ・ 日本は 世界第6位の広さの海域(EEZ:排他的経済水域を持ち、6853もある)
  島々が織りなす景観は、外国旅行者の心をつかむ魅力を持っている。
  「資源のない国と言われてきた日本。 外国から資源を輸入し、よい製品を作り付加
  価値を高めて外国に販売する工業貿易立国として、経済発展を遂げてきました。
  しかし、世界各国が 同じような経済システムを取り始めると、思うような経済発展が
  望めなくなったというのが、現実です。 こんな中で みんなが 暮らしやすい社会にする
  ためには、どうすればいいのか。 それが 海洋観光という視点でした」。 退職後、
  親の介護をしながら、江東区のエコリーダーとなり、その後、自宅での屋上菜園、
  自転車エコライフ、クリーンアップ隅田川、新砂干潟、江戸川の稚アユ救出作戦などに
  積極的に参加、今も活動を続けている。
  「これからの日本は、江戸時代を参考に、外国の資源に依存しない 衣食住の自給率
  100%の農林水産業と 製造業と 地元土建業をベースに、素晴らしい自然を観光資源
  にした観光立国こそが望ましく、海に囲まれた日本は 海洋観光立国が最適だと思い
  ます。」
  2011年に参加した小型クルーズ船での瀬戸内海の島巡りや日本最西端・与那国島
  の エコツーリズムの 素晴らしい体験は スライドで 紹介された。

   (3)お江戸観光エコシテイ/海洋観光立国を夢見て
 ・ 「有給休暇の制度がありながら数日の連続休暇も取りにくい現状。しかしこれからは、
  ヨーロッパのように大型バカンスを取り、家族を大切にする人間性優先の生き方に
  変わっていく必要があると思います。 一人一人が自分で考える幸福感、遊びの文化、
  個人の自立を大切にする 『 富 遊 層 』 になること。 これが理想です。
( 環境委員会 委員長 岡田宗久 記 )      



セミナー発表中のパネル ”説明写真”の一部を 紹介!