第2回 環境セミナー報告へリンク
(スマホ) 作成日:2021/01/27 by AM
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環境委員会は、会員の皆様への提言や委員の活動について、会報や文化祭で発表してきました。
横浜市舞岡公園での里山運動20年の取り組みのすべて
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定年後、家から5分の舞岡公園の維持管理に関わる。 | ||
舞岡公園は、舞岡ふるさと村に隣接し、面債28.5ha | ||
谷戸の自然と原風景を維持保全し、次世代につなげて行くためには、
より多くの市民との協働による自然体験及び農文化体験活動が欠かせない。 | ||
谷戸を次世代に残すためには、「人と自然」を結び付ける「場」づくりが重要で、 子どもたちには、自然に興味を持ち、大切にする心を育てる「場」を、大人たちには、 自然を楽しむとともに、自然を維持・保全する力となり得る「場」を提供している。 | ||
貴重な自然の素晴らしさを より多くの市民と共有し、四季折々の自然を楽しむ 自然観察会などを実施するとともに、生物多様性を保全・創出する活動を行い、大変評価されている。 | ||
講演「都市における生物多様性戦略」
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環境庁発足2年後に入庁し、自然環境保全・生物多様性保全に取り組んできた。 | ||
生物多様性を主流化することが、愛知ターゲットの第一のテーマなのに、社会における認知度は、 2009年13%、2012年20%と低く、まだまだ十分ではない。 | ||
温暖化の認知度は高いが、生物多様性は分かり難く、生物多様性の損失の影響が把握し難い等問題が多い。 | ||
さて、地球誕生は46億年前、原始の海に生物が誕生したのが40億年前、その後、植物が陸上に進出、
動物も陸上に進出し、生態系が成立した。 | ||
「生物多様性」とは、いろいろなタイプの生態系が、それぞれの地域に形成されていること。 | ||
生物多様性の理解を進めるために、「生物多様性」を「つながり」と「個性」と言い換えたい。 | ||
身近な生物多様性の意味(価値)を説明する「命と暮らしを支える生物多様性」では、 「生態系サービス」として、人間にとって何らかの「役に立つ(奉仕する)」面ばかりが取り上げられ、 内在的(固有の)な価値が見過ごされ、「生物多様性」そのものに意味がある、というメッセージを発しきれないでいるのは残念だ。 | ||
世界の既知生物は、全世界の生物:175万種、哺乳類:6000種、鳥類:9000種、昆虫:95万種、維管束植物:27万種、 未記載種も含めた総種類数は3000万種とも言われている! | ||
生態系、種、遺伝子の生物多様性損失により、広範な生態系サービスの低下が生ずる危険性が大きく、 我々の生存自体を脅かされないためには、どの程度の生物多様性があれば十分なのかは、明確な解答は存在しないが、 我々がどのような世界に住みたいかがポイントである。 | ||
都市はますます肥大化し、人間活動により、地球の生物多様性の危機は増している。 | ||
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環境委員 中瀬 勝義(60回) | ||
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