【 平成30年 淡交会 総会 】 は このリンクから ご覧 頂けます。   ( スマホ )  最終更新日:2019/08/02 by AM   
     令 和 元 年  総 会 ・ 懇 親 会 開 催

☆  令和元年度 淡交会総会が、6月23日(日)175名の出席者を得て、
    アンフェリシオン において開催されました。

   幹事は67回生の皆さんが担当し、受付・司会・議長・懇親会進行などで、大いに会を
   盛り上げて いただきました。 
   午後4時を 少し回ったところで、今井真理子さん(67回)の司会で 開会です。

☆ ☆ 司 会 の 今 井 真 理 子 さ ん ☆ ☆
☆ 司 会 者 の 今 井 真 理 子 さ ん ☆

◎ はじめに寺澤捷年会長(60回)から、以下のような 挨拶がありました。
   「 本日は 令和最初の 淡交会総会となるわけで、一生の思い出となることと思う。
   会長を引き継いで6年、資料室の会計を淡交会の会計と一本化した例のように、
   淡交会運営の透明性を高める努力をしてきた。
   淡交会は会員の縦横のつながりを骨子として成り立っており、会の運営は
   会員からの会費・寄付金によって成り立っている。また、会員の皆さんの善意の
   ご寄付による中学3年生への 海外ホームステイ支援、さらには4つの委員会活動も、
   委員の皆さんの無償のボランティア活動によって支えられている。 役員改選の
   時を迎えて、透明性の高い会運営が出来たこと、母校への恩返しと言える活動が
   出来たことはひとえに 皆様のお力添えのお蔭と 感謝申し上げる 」

☆ ☆  寺  澤  会  長  挨  拶  ☆ ☆
☆  寺  澤  会  長  挨  拶  ☆

◎ 続いて、鯨岡廣隆校長先生から学校の現状について、
   「 先日の体育祭は、生憎の雨のため午前中に中止となったが、生徒たちは変わりなく
   勉学に励んでいる。淡交会からご支援をいただいている中学3年生の海外ホーム
   ステイは、今年もアメリカ・ユタ州に行く予定で、現在その準備をしていると
   ころである。今年になってから体育館の空調設備が整い、また進学状況につい
   ては80%以上の生徒が現役で進学を果たすなど例年に負けない成果があった 」
   というお話をいただきました。

☆ ☆  鯨  岡  校  長  挨  拶  ☆ ☆
☆  鯨 岡 校 長 挨 拶  ☆

◎ 審議事項
  増田亨さん(67回)の議長選出後、議題の審議に入りました。

☆ ☆  議 長 を 務 め た 増 田 亨 さ ん  ☆ ☆
☆  議 長 を 務 め た 増 田 亨 さ ん  ☆

(1) 平成30年度事業報告及び一般会計決算報告(案)並びに監査報告 

   森元忠夫事務局長(60回)から資料に基づき、平成30年度の事業に関して
   以下のような報告がありました。
  「 昨年度は、4月の理事・評議員会に始まり、総会、新年会、3回の常任理事会、
   および、2回の淡交会報発行、両国祭における展示、ホームページの更新
   といった各委員会活動、母校への教育支援等が予定通り実施された。
   中学3年生の海外語学研修に際しては、例年より金額を大幅に増加し、
   84万円の支援を行った。」

 平成30年度の決算については、「収入面では、会費収入(新入会員の会費及び
入会金を含む)が約68万円予算を下回り、海外ホームステイ支援募金額が予算
を上回った。支出面では、総会費用や、海外ホームステイ支援金が予算を上
回った。その結果、経費の節減に努めたものの、収支差額が41万円の赤字と
なった」との報告がありました。
末益弘幸監事(74回)から会計監査報告があって、本案件は出席者から拍手を
以て承認されました。

(2)令和元年度事業計画及び一般会計予算(案)
  森元事務局長から 資料に基づき、「 令和元年度の事業を ほぼ例年通り 計画
した。 一方予算は支出を極力切り詰めたが、物価上昇もあって収支差額が34
万円の 赤字予算となった。 会費収入に関しては、依然として厳しい状態が続く
と考えられるものの、努力して収入のアップを図りたい 」 との報告があって、
本案件は 出席者から拍手を以て 承認されました。
☆ ☆  森 元 事 務 局 長 (60回: 奥側 ) と
              末 益 監 事 (74回: 前側 )  ☆ ☆
☆ 森 元 事 務 局 長 ( 60回: 奥側 )
    末 益 監 事 ( 74回: 前側 ) ☆

(3) 役 員 の 改 選

   役員の改選に関し、事務局長より以下の上程があり、拍手を以て承認され
ました。 続いて、議長から新任役員の紹介があり、大澤新会長から、「 僭越
ながら 会長を引き受けさせていただくことになりました。 何卒よろしくお願い
します 」 との挨拶が ありました。

会  長
   
副 会 長
   
   
   
監  事
   
   
相 談 役
顧  問
   

退 任
新 任
退 任
退 任
新 任
新 任
退 任
留 任
新 任
就 任
就 任
就 任

寺 澤 捷 年(60回)
大 澤 秀 利(66回)
大 床 正 晃 (60回)
植 村 昭 三(62回)
加 藤 清  (66回)
塚 本 一 夫(73回)
末 益 弘 幸(74回)
佐 藤 良 之(63回)
青 木 秀 樹(66回)
寺 澤 捷 年(60回)
大 床 正 晃(60回)
植 村 昭 三(62回)

   次に、総会後に交替する新事務局体制について、事務局長より以下の報告があました。

事務局長
事務局次長
事務局員
    

松本 健 (66回)
岩岡 勉(66回)
岩崎 美由紀
郷家 真弓 


        なお、森元忠夫 事務局長(60回)は 顧問に 就任します。


◎ 講演会の概要報告 

   演 題  「警察のしくみとはたらき」
   講演者   公共政策調査会理事長、元警察庁長官 片桐裕(ゆたか)さん(67回)

     3年G組 同級の 柴田龍太郎さん(67回)から 紹介があって、片桐さんが 登壇しました。

☆   (右) 講 演 者 紹 介 の 柴 田 さ ん  ☆
☆ (左) 講 演 者 の 片 桐 さ ん      ☆
☆  (右) 講 演 者 紹 介 の 柴 田 さ ん  ☆
☆  (左) 講 演 者 の 片 桐 さ ん     ☆
☆ ☆  講 演 者  片 桐 裕 さ ん  ☆ ☆
☆  講 演 者 片 桐 裕 さ ん  ☆

  講演内容は、時代劇によく登場する江戸時代の非近代的なシステムから
明治維新後の近代警察の幕開けを経て、現代警察へ至る警察の歴史、「国家警察
モデル」と「分権モデル」に分けられる警察のモデル、さらにはアメリカの複雑な
警察システム、最近の警察のテーマなど多岐にわたるものでした。
また、合間に披露された「寺銭」、「オイコラ」、「police」といった言葉に関
するうんちくも興味深くお聞きしました。

○ 講演内容のごく一部を以下にご紹介します。

 「警察の成り立ちは全国、全世界で一律ではなく、時代や地域によって異なって
いて、いわば一つ文化とも言えるもので、一概に他所の制度を真似ればうまく
いくというものではない」
 「“警察”という言葉は“警防査察”の略である。さらに“警防”とは
“警戒予防”、“査察”とは“調査視察”に由来するもので、“警察”とは
これらの熟語から明治時代に日本で作られた言葉である」とのこと。
これらの熟語を熟読することで、「警察」という言葉の持つ意味がより深く
理解できるように思いました。
 「戦前は体制維持のために、警察による人権抑圧などがあったが、戦後、
GHQの民主的な警察を創れという意向を受けて、市町村警察、公安委員会制度
の創設などアメリカ型のものが創られた。 しかし市町村ごとに設けられた自治
体警察は財政上の無理があって、昭和29年に廃止され、都道府県警察に一本化さ
れることとなった。
  現在の警察は、国家公安委員会の管理下に警察庁があり、さらに都道府県
公安委員会、都道府県警察本部、警察署、交番・駐在所が連なるというしくみに
なっている」
 「刑法犯の認知件数は、平成14年に285万件であったが、平成30年には82万件に
減少している。 これには犯罪対策閣僚会議が発足し、各省庁が協力したことが
挙げられる。
  また交通事故による死者数(事故から24時間以内の死者数)は昭和45年に
16,765人であったものが、平成30年には、3,532人に激減している。 この裏には
交通警察官を含む関係者の献身的な貢献がある」
 「いかに安全な社会を作っていくかのキーワードは、“連携“である。警察だけ
でなく、国、自治体、関係機関・団体、企業、地域、個人等社会全体の総合化が
基本的に重要である」という言葉は重く受け止めるべきであると痛感いたしました。
 最後に現在の警察のテーマということで、
  ・時代変化への対応(犯罪の国際化、サイバー攻撃)
  ・迅速な対応(ストーカー行為、DV、児童虐待)
  ・科学的、客観的な対応(DNAや防犯カメラの活用)
  ・高齢化対応(特殊詐欺、高齢者の運転)
  ・オリンピック・パラリンピック対応(テロ、警備、交通)
といったテーマを上げられました。
  いずれも市民生活に深く関係するものであり、社会の変化の加速化と複雑化に
対応するために苦心している警察の姿が分かりました。
  上述した以外でも、普段あまり伺うことのできない警察の働きやしくみなどに
いて、詳しく分かりやすくお話しいただき、本当にありがとうございました。

◎  懇 親 会 

   会場準備の時間を挟んで、懇親会に移りました。
   懇親会の進行役は、杉田泰雄さん(67回)にお願いしました。

☆ ☆   懇  親  会  の  司  会  者   杉  田  さ  ん   ☆ ☆
☆ 懇 親 会 の 司 会 者   杉 田 さ ん ☆

☆ 最初は淡交フィルの演奏を楽しみました。 演奏に先立ち、
  淡交フィルの長谷川英一団長(72回) から 挨拶と演奏曲目の紹介がありました。
  曲目は、早川正昭さん(49回) 作曲の「 日本の四季 」の中から 「 海 」、
  保科洋さん(51回)作曲の「 風紋 」 および ベートーベンの 「 運命 」
  第四楽章 一部です。

☆ ☆  淡  交  フ  ィ  ル  の  長  谷  川  団  長  ☆ ☆
☆  淡 交 フ ィ ル の 長 谷 川 団 長  ☆
☆ ☆  淡 交 フ ィ ル の 方 々 に よ る 演  奏  ☆ ☆
☆ 淡交フィルの方々による 演奏 ☆

◎ ここで今春卒業の116回生の 皆さんの顔見世です。。
   阿部雄大先生(109回) の 紹介によって、70名近い元気な新会員が壇上に
   上がり、会場は熱気に包まれました。
   116回生を代表して、丸山知晃さんが 元気のよい 挨拶を しました。

☆ ☆  1 1 6 回 生 を 紹 介 す る 阿 部 先 生  ☆ ☆
☆  116回生を紹介する阿部先生  ☆
☆ ☆  代  表  し  て  挨  拶  す  る  丸  山  さ  ん  ☆ ☆
☆ 代表して挨拶する丸山さん ☆
◎ 続いて乾杯です。 乾杯の音頭は、新会長の大澤秀利さん(66回)です。
☆ ☆  乾  杯 音 頭 の 大 澤 新 会 長  ☆ ☆
☆  乾 杯 音 頭 の 大 澤 新 会 長  ☆
◎ しばしの歓談を経て、淡交混声合唱団の仁平一良さん(82回)から
    ☆ 8月14日(土)に トリフォニーホールで開催される 「すみだ音楽祭2019」の
      お知らせ、および 淡交フィルの 長谷川団長から 8月11日(日)に 大田区民ホール
      アプリコ大ホール で 開催される 淡交フィルの 「 創立70周年記念演奏会 」 の
      お知らせがありました。

☆ ☆  淡 交 混 声 合 唱 団 の 仁 平 さ ん と 戸 島 さ ん  ☆ ☆
☆ 淡交混声合唱団の仁平さん と 戸島さん ☆
  ◎ 恒例のお楽しみ抽選会
  ☆ 時間も 午後7時近くなったころ合いを見て、いよいよ お楽しみ 福引の 開始です。
    福引は、斉藤正行さん(67回)が仕切りました。石田素美さん(77回)が箱から
    取り出した番号カードを 斉藤さんが次々と読み上げていきます。
    そのたびに、当たっても外れても、新会員の皆さんから大きな声が上がり、 年配の
    会員の皆さんも少し嬉しくなりました。

  ◎ 宴たけなわの中、校歌を斉唱し、中締めとなりました。

  ☆ 中締めの 挨拶と 手締めは 大床正晃(60回) 前副会長が 務めました。
☆ ☆  大  床  前  副  会  長  に  よ  る  中  締  め  ☆ ☆
☆ 大 床 前 副 会 長 に よ る 中 締 め ☆
記 載 : 淡交会 事務局