【 平成27年 淡交会 総会 】 は このリンクから ご覧 頂けます。   ( スマホ )  最終更新日:2016/07/16     
   2 8 年 度 総 会 ・ 懇 親 会 開 催

☆  平成28年度淡交会総会が、7月3日(日)、江東区の  アンフェリシオン において、
   大変暑い日に183名の参加をえて、開催されました。

   今年は、64回、74回、84回、94回、104回卒業の方々が幹事を務めました。 
   64回生の皆さんを中心として、受付、司会、議長、懇親会 における お楽しみ
   抽選会 など、大いに 総会を 盛り上げていただきました。
☆ ☆  受 付 の 様 子 1  ☆ ☆
☆ 受 付 の 様 子 1 ☆
☆ ☆  受 付 の 様 子 2  ☆ ☆
☆ 受 付 の 様 子 2 ☆
☆  司会の山田徹さん(64回)は、出だしに工夫され、ウイットに富んだ翻訳3題 (例:
   “宅急便”→“ピンポンエクスプレス”など) を披露して、会場を和ませてのスタート です。
☆ ☆ 司 会 の 山 田 徹 さ ん ☆ ☆
☆ 司 会 者 の 山 田 徹 さ ん ☆

◎ 寺澤捷年会長(60回) 挨拶要旨
  「本年は本校にとって、1901年の創立から115年目に当たる。この間、多くの先生方や 先輩方によって、輝かしい伝統が築かれてきた。 伝統の構築・継承に関しては、淡交会の 役割も大きかったと思う。 同窓会は、縦と横のつながりから成り立っている。
この絆を維持していくためには、会員名簿の管理が基本であり、これは淡交会事務局の重要 な業務の一つとなっている。 また、淡交会は、奨学金制度や、海外語学研修支援、教育 奨励費などを通じて、学校に対する支援活動を行ってきた。
  本日は、この春卒業の 新会員の皆さんが 大勢出席されているが、新会員の皆さん には、ぜひ、淡交会活動にご理解いただき、連絡先の変更等がある場合は、忘れずに事務局まで、 ご連絡をお願いする」

☆ ☆  寺  澤  会  長  挨  拶  ☆ ☆
☆  寺  澤  会  長  挨  拶  ☆

○ ここで学校側ご来賓の、鯨岡廣隆校長、造作聡美副校長が紹介されました。

◎ 鯨 岡 校 長 挨 拶 要 旨
  「この4月から本校校長に着任した。 学校現場に復帰するのは約20年ぶりである。 しかも、赴任先が両国高校・附属中学校ということで 大変光栄に思っている。
着任以来3か月経過したが、6月には 体育祭、明日からは 期末試験、来週7月10日には、 野球部は 高校野球東東京大会に出場し 聖学院高校と対戦する。さらに、8月には中学3年生が アメリカ・ユタ州における9泊10日の海外語学研修、夏休みは 補習・補講と予定が続き、生徒たちも 忙しく勉学に励んでいる。  淡交会の皆様には、何卒 これまで以上の ご支援をお願いしたい」

☆ ☆  鯨  岡  校  長  挨  拶  ☆ ☆
☆  鯨 岡 校 長 挨 拶  ☆

○ 続いて、河北治生さん(64回)を議長として、議題の審議に入りました。

☆ ☆  議  長  河  北  治  生  さ  ん  ☆ ☆
☆  議 長 河 北 治 生 さ ん  ☆

(1) 平成27年度事業報告 及び 一般会計決算報告 並びに 監査報告 
  森元忠夫(60回)事務局長から、資料に基づいて、平成27年度の事業が予定通り行われた こと、および 「 平成27年度決算は、収入の面では、会費収入が予算を30万円ほど下回った が、寄付金収入が予算を大幅に上回ったこともあって、76万円の黒字となった 」 と報告が ありました。 これを受けて、会計監査結果に関して、佐藤良之監事(63回)から 「 4月18日に 行われた会計監査の結果、決算が正当妥当である 」 との報告があり、平成27年度事業報告、 平成27年度決算は満場一致で承認されました。
(2)平成28年度事業計画及び一般会計予算(案)
  森元事務局長が、資料に基づいて、「 平成28年度事業については、ほぼ前年同様に計画し ているが、10月に行われる東京校歌祭に関しては、今年は本校がトリを取ることとなった ので、淡交フィルの出演をお願いした。 さらに合唱に参加する人数を大幅に増やしたい。 また、平成28年度予算は、前年度実績を基に策定し、収支均衡予算となっている 」 と説明 し、いずれも満場一致で承認されました。
☆ ☆  森 元 事 務 局 長 (60回)  ☆ ☆
☆  森 元 事 務 局 長 (60回)  ☆
☆ ☆  監 事  佐 藤 良 之 さん (63回)  ☆ ☆
☆  監事  佐 藤 良 之 さん (63回)  ☆

   次に、同じく事務局長より、
   @ 奨学金の新規申し込み件数が、昨年度、今年度とゼロであること、
   A 海外ホームステイ支援は、今年も15名ほどを対象に 実施予定であること、
   B 8月にマニラで開催される 「SAGE JAPAN CUP」 出場に際して、資金援助
     することの 報告、および、
   C 10月に予定されている 「東北被災地激励ツアー」 への 参加の お願いが あり
     ました。



◎ 講演会の概要報告 

  毎回、呼び物となっている講演会は、早稲田大学 政治経済学術院 教授・坪井善明
  さん(64回)
に「 南シナ海問題に直面する ベトナム 」というタイトルで お願い
  しました。

☆ ☆  講演者 坪 井 善 明 さ ん  ☆ ☆
☆  講演者 坪井 善明 さん  ☆
☆ ☆  講 演 風 景  ☆ ☆
☆  講 演 風 景  ☆
 ○ 概要は以下の通りです。
  「世紀が変わった場合、15〜20年くらい経つと、その特徴が見えて来る。あと5年くらいの 内に、地球環境の変化やSNSを介した国境を超えたコミュニケーションの発達などによって 齎らされるであろう、今世紀の特徴がより明らかになってこよう。
  ベトナムは、南シナ海の西沙(パラセル)諸島、南沙(スプラトリー)諸島で領有権問題を抱えている。 西沙諸島は、1974年以降 中国が全島を実効支配している。 ベトナムは、中国が武力で支配したとして、 これを認めていない。 南沙諸島は、中華人民共和国、中華民国、ベトナム、フィリッピン、マレーシア、 ブルネイが 諸島の全部または一部の領有権を主張している。 中国は、2014年から人工島造成や滑走路建設 を進めている。
  中国は この海域において、2000年前から活動していたという 歴史的事実を基に、領有権を主張している。 一方、ベトナムやフィリッピンの主張は、国連の海洋法に基づいている。 中国には良質の紙が古くから存在する ので、南シナ海における歴史的権利を裏付ける証拠を、書き物として有している。 一方、東南アジア諸国には、 10世紀以前の 領有権主張を裏付ける書類が少ない。
  国連海洋法は、1982年に締結され、1994年に発効となっている。 これによれば、島と認められる条件の一つは、 大潮の満潮時でも 水面上に出ていなくてはならない。 島を拠点に領海 (12海里)、排他的経済水域 (ZEE、200海里) を設定できる。
  ZEE内では、漁業権、海底資源の開発権を有する。 ただし航行の自由は保障されている。 フィリッピンは、2015年に国連仲裁裁判所に、中国は国連海洋法違反として、提訴を行った。 中国は相手国の 同意がない提訴は無効であると主張している。 この判決が7月12日に出る予定である。 中国に不利な判決が 出そうではあるが、この判決がどのようなものになり、その結果 中国がどのように反応するかはとても興味深い。 また、日本の尖閣諸島の領有権問題にも関連してくる。
  ベトナムは単独では中国に勝てないが、それでも負けることなく抵抗してきた。 ベトナムの人たちは、領土・ 領海問題に関しては、不退転の決意で臨んでいて、この点では中国に負けない。 また、アメリカとは連携したいが、 ベトナム戦争という過去がある。 日本との関係は、対中国の点からも一層重要になっている。 ベトナムは、 したたかに、慎重かつ大胆にふるまっている。
  講演は、しばしば 日本でも報道されている、南沙諸島の領有権問題に関するもので、わが国にも大いに関係する 問題であるため、出席者は真剣に聴講した。 7月12日に出される予定の 国連仲介裁判所の判決に 大いに 注目したい。
  時宜にあった とても良いお話を ありがとうございました。

○ 講演終了後、会場整理の休憩があって、いよいよ懇親会に移りました。
   懇親会の司会は、白川公一郎さん(64回)にお願いしました。

☆  初めに淡交フィルの演奏で雰囲気を盛り上げます。

ご出演の淡交フィルメンバー4人は、影山梢さん(98回)、影山英将さん(101回)、中野里美 さん (101回)、畠山優衣さん(109回)で、 長谷川英一団長(72回)から 紹介されました。
演奏曲目は、「八木節」と「星に願いを」でした。

☆ ☆  淡 交 フ ィ ル の 方 々 に よ る 四 重 奏  ☆ ☆
☆  淡 交 フ ィ ル の 方 々 に よ る 四 重 奏  ☆
○ 次は、この3月に卒業した113回生の紹介です。
   壇上に乗り切れないほどの若さあふれる新入会員を前に、先輩方の顔も自然と
   ほころびます。
   新会員を代表して、杉山大介君が元気よく挨拶しました。

☆ ☆ 新 入 会 員 1 1 3 回 生 の 皆 さ ん ☆ ☆
☆ 新 入 会 員 113 回 生 の 皆 さ ん ☆
○ 続いて、大先輩登場です。乾杯の音頭は 宇田川健二さん (43回) にお願いしました。
☆ ☆  乾 杯 音 頭  宇 田 川 健 二 さ ん  ☆ ☆
☆  乾 杯 音 頭 宇 田 川 健 二 さ ん  ☆
○ 恒例のお楽しみ抽選会
   お楽しみ抽選会は、河北治生氏(64回)、塚田由紀子氏(64回)が取り仕切り、
   皆様から ご提供いただいた 素晴らしい賞品が 次々と 当選者に渡りました。

☆ ☆  福 引 を 仕 切 る 塚 田 幸 さ ん と 河 北 治 生 さ ん  ☆ ☆
☆ 福引を仕切る 塚田さん と 河北さん ☆
☆ ☆  い す み 鉄 道 運 転 手 高 崎 浩 さ ん( 76 回 )  ☆ ☆
☆ いすみ鉄道運転手 高崎 浩さん (76回) ☆

   途中、5月発行の「淡交会報76号」の表紙を飾った 「夢をかなえ 49歳で 鉄道運転士
   に転職」 の 高崎 浩さん (76回) が 壇上に上がって 挨拶されました。

☆ ☆  小 島 さ ん 〜 大 床 さ ん  ☆ ☆
☆ ご 歓 談 の 様 子 ( 小 島 さ ん 〜 大 床 さ ん ) ☆
☆ ☆  今 年 卒 業 の フ レ ッ シ ュ な 皆 さ ん  ☆ ☆
☆ 今 年 卒 業 の フ レ ッ シ ュ な 皆 さ ん ☆

○ 全員で校歌斉唱
   参加者各位、楽しい歓談の時を楽しんだ後、校歌斉唱は、軽部信雄さん (64回) の
   指揮で、出席者全員が 心を一つにして、声を合わせました。

☆ ☆  軽 部 信 雄 さ ん 指 揮 に よ る  校 歌 斉 唱  ☆ ☆
☆ 軽 部 信 雄 さ ん 指 揮 に よ る 校 歌 斉 唱 ☆

○ 閉会の挨拶と三本締めは、植村昭三副会長(62回)が務めました。
☆ 植 村 昭 三 副 会 長 の 挨 拶 と 三 本 締 め ☆
☆  植 村 昭 三 副 会 長 ☆

記 載 : 淡交会 事務局