作成日:2016/02/19 by AM   
   

 平成28年 淡交会新年会が、2月6日(土) 江東区のアンフェリシオンにおいて、115名の出席者を得て開催されました。
今回は、63回、73回、83回、93回、103回の卒業生の方々が幹事当番として、受付、司会、懇親会でのお楽しみ抽選会などを運営しました。

☆ ☆ 受 付 ス タ ッ フ の 皆 さ ん ☆ ☆

≪ ☆ 受付スタッフの皆さん  ☆ ≫
☆ ☆ 受 付 の 様 子 ☆ ☆

≪ ☆ 受付の様子 ☆ ≫

 午後4時、奈良信行さん(63回) の 総合司会で開会です。
☆ ☆ 総合司会を務めた奈良信行さん(63回) ☆ ☆

≪ ☆ 総合司会を務めた奈良さん ☆ ≫

 まず、寺澤捷年会長 (60回) が、『 校章に“三高”の文字が入っている由来と意義 』 について 語り、 また 『“ご縁“というものを大切にして、今後も 淡交会の発展を図っていきたい 』 と述べました。
☆ ☆ 挨 拶 す る 寺 澤 会 長 (60回) ☆ ☆

≪ ☆ 挨拶する寺澤会長 ☆ ≫
 会長挨拶の冒頭で、大井俊博校長先生が、昨年12月に教育者表彰 (文部大臣表彰) を 受けられたこと、 および 新年の歌会始に陪聴者として宮中へ招かれたことについて、寺澤会長が お祝いを述べましたが、 これを受けて、大井校長先生は 歌会始に出席したときの感想などを披露したのち、学校の現状を 次のように話されました。
『 生徒たちは 大変真摯にかつ楽しんで 学校生活を送っている。 2月3日に行われた中学の入学試験では、 募集人員120名に対し 971名の応募者があり、競争率は 8.09倍で、中高一貫校では一番である。
これは 海外語学研修などを含めた、本校の教育が高く評価されたことの証しと思っている。
また 1月16,17日に実施された大学入試のセンター試験では、本校生徒 は85%以上の得点を挙げており、 進学指導重点校である 立川、戸山、青山、八王子東を上回った。 今後の国公立の二次試験に向けて叱咤激励している段階である。』
☆ ☆ 挨 拶 す る 大 井 校 長 先 生 ☆ ☆

≪ ☆ 挨拶する大井校長先生 ☆ ≫
 続いて 森元忠夫事務局長 (60回) から、昨年の総会以降の 淡交会の主な行事と今後の予定等について報告がありました。
☆ ☆ 淡交会の活動報告をする森元事務局長 ☆ ☆

≪ ☆ 淡交会の活動報告をする森元事務局長 ☆ ≫


 さて、毎年参加者が楽しみにしている講演会は、今年は仏教のお話です。



 同期の新田徹さんから ユーモアを交えた古澤さんの紹介があって、会場の空気が一層和やかになったところで、 次のような内容の講演がありました。
『 ブッダは、葬式へのかかわりを否定し、弟子たちに対して、《ブッダの遺骨供養(崇拝)に かかずらうな、自分自身の修養に専念せよ》 と諭した。
しかし、葬式を はじめとする世俗の事柄に出家者が関わらなかったことが、インドで仏教が滅んだ一因ともされている。
一方、日本では、僧侶が葬式に関わり、世俗化したがゆえに生き残った。 葬式仏教なしには、日本に仏教が定着しなかったともいえるのではないか。』
演者自身は、『 まず“仏法”に生きることが“葬式”への関与に優先する と考えており、仏法者たる誇りをもって、 導師として まっとうな葬式を執り行うよう努めている。 すなわち、読経や説法をきちんと行うとか、戒名の意味を説明することなどを通じて、 人の心の深層に訴えるよう心掛けている。』
話の後半は、ブッダの生涯とその教えについてでした。
『 原始仏教の基本的理念として、四諦、十二因縁、八正道などの教えがあり、鎌倉新仏教といわれる宗派の教えにも、 その源流がここに通じると感じることができる。 』
最後に、以下のような原始仏典からの言葉の引用・解説がありました。
『 この世で 自らを島とし、自らをたよりとして、他人をたよりとせず、法を島とし、法をよりどころとして、 他のものをよりどころにせずにあれ。(自燈明、法燈明)』
『 すべての者は 暴力におびえている。 すべての生きものにとって生命が愛しい。 己が身にひきくらべて、 殺してはならぬ。殺さしめてはならぬ。』
『 一切の生きとし生けるものは、幸福であれ、安穏であれ、安楽であれ。』
古澤さんが僧侶として、ブッダの教えに向き合う姿勢に、感銘を覚えた方も多いことと思います。
☆ ☆ 講演する古澤宣慶さん(63回) ☆ ☆

≪ ☆ 講演する古澤宣慶さん ☆ ≫




 第2幕「懇親会」では、脇本敏子さん(63回) が 司会を務めました。
☆ ☆ 懇親会司会の脇本敏子さん(63回) ☆ ☆

≪ ☆ 懇親会司会の脇本敏子さん ☆ ≫

 懇親会は、参加者一同がお待ちかねの アトラクションからスタートしました。
出し物は、吉村昂扇(齋藤雅子)さん(63回) の 上方舞「寿」です。
吉村さんは、上方舞昂扇会を主宰されており、淡交会員のみなさんにもなじみの深い方です。
新田徹さんが、吉村さんを紹介し、舞踊が始まりました。
出席者一同、地歌に合わせて舞う、吉村さんの静かな中に凛とした気品あふれる姿に、しばし見惚れました。
☆ ☆ 気品のある舞を披露する吉村昂扇さん(63回) ☆ ☆

≪ ☆ 気品のある舞を披露する吉村昂扇さん ☆ ≫

 アトラクションの後に乾杯です。
乾杯の音頭は、本日ご出席の中で、一番先輩の一志典夫さん(43回)にお願いしました。
☆ ☆ 乾杯の音頭を取る一志典夫さん(43回) ☆ ☆

≪ ☆ 乾杯の音頭を取る一志典夫さん ☆ ≫

 暫くして、お楽しみ抽選会の始まりです。
お楽しみ抽選会は 新田徹さん、石井忠房さん、水野祐子さん(いずれも63回) の 息の合った軽妙な司会で、 会場が大いに盛り上がりました。
ほとんどの皆さんに福引の賞品が当たったものと思われます。
☆ ☆ お楽しみ抽選会の司会 ☆ ☆

≪ ☆ お楽しみ抽選会の司会 ☆ ≫
☆ ☆ お楽しみ抽選会の模様 ☆ ☆

≪ ☆ お楽しみ抽選会の模様 ☆ ≫



 楽しい懇談にしばし時を忘れて過ごした後、人見信子さん(63回) の 指揮の下、皆で心を一つにして校歌を斉唱し、 副会長の大床正晃さん(60回) の 挨拶と手締めで お開きとなりました。
☆ ☆ 校歌斉唱の指揮をする人見信子さん(63回) ☆ ☆

≪ ☆ 校歌斉唱の指揮をする人見信子さん ☆ ≫
☆ ☆ 手締めをする大床副会長(60回) ☆ ☆

≪ ☆ 手締めをする大床副会長(60回) ☆ ≫

 なお、本年7月3日(日)の 総会と来春の新年会の 運営担当は、64回、74回、84回、94回、104回 となりますので、 担当回の皆様には よろしくお願いいたします。
記 載 : 淡交会事務局