■  平成27年 淡交会 新年会・懇親会 開催
作成日 : 2015/02/17     
 平成27年 淡交会新年会が、さる2月8日(日)、江東区の  アンフェリシオン において、117名の出席者を得て開催されました。  今回は、62回、72回、82回、92回、102回の卒業生の方々が幹事当番として、受付、司会、懇親会でのお楽しみ抽選会などを運営しました。



☆  会  場  の  受  付  風  景  ☆ 
☆ 会 場 の 受 付 風 景 ☆


 午後4時、坂東喜久恵さん (62回) の 総合司会でスタートです。

☆ 総 合 司 会 を 務 め た 坂 東 喜 久 恵 さ ん (62回) ☆
☆ 総合司会を務めた坂東喜久恵さん(62回) ☆

 寺澤捷年会長(60回)は 「四日前に立春を迎えましたが、旧暦では 今年は 2月19日が正月に当たるので、まだ 午年で 羊年ではありません。  『古今和歌集』 の春の歌の冒頭は 「年のうちに 春は来にけり ひととせを 去年とや言わむ 今年とや言わむ」 という和歌ですが、 今年はこの歌と同じ暦の進行です。 この和歌の作者は、在原業平の孫・元方ですので、墨田区業平、あるいは 墨田川の言問橋を 学区域に抱える 両国高校と全く無縁というわけではありません。
 本日は、62回生の皆さんが主幹事ということでお願いしていますが、玉崎さんの ガーデニングの講演や、 日本舞踊、淡交フィルの演奏などの趣向もあります。  存分にお楽しみください。 この一年が皆様にとって、すばらしい年となることを祈念してご挨拶と致します。」 と話されました。


☆  挨  拶  す  る  寺  澤  会  長 (60回)  ☆ 
☆ 挨 拶 す る 寺 澤 会 長 ☆

 学校からは、大井俊博校長、藤井英一副校長、渋谷寿朗副校長が 出席されました。 大井校長からは、「112期生となる高校3年生は、センター試験2次などに向かって頑張っている時期ですが、 良い結果を残してくれることを期待しています。 また淡交会報73号にも記載のある通り、昨年中3生が実施した、初の海外語学研修では、 それまでややもすれば、大人しくシャイな印象であった生徒たちが、海外ホームステイを 経験したことによって、その言動に積極性や自信が感じられるようになり、 “鉄は熱いうちに打て”の 成果を実感しています。 さらに、中高生ともに 校外における活躍に目覚ましいものがあります。  たとえば、NHKの基礎英語のスキットコンテストにおいて、中1男子生徒が 全国最優秀賞に輝きました。  また、東京都の高等学校文化連盟主催の中央展においては、美術工芸部門で 高3女子生徒が 東京都教育委員会賞を受賞しました。   そのほか全日本競技かるた大会、ビブリオバトル(書評合戦)など、活躍は 枚挙にいとまがないほどです。    このように、生徒たちが様々な分野で個性を発揮して活躍していることをご紹介させていただきました。 新年にあたり気持ちも新たに、教職員一丸となってパワーアップしていきたい 所存ですので、一層のご支援をお願いいたします。」 とのご挨拶をいただきました。


☆  ご  挨  拶  さ  れ  る  大  井  学  校  長  ☆ 
☆ ご 挨 拶 さ れ る 大 井 学 校 長 ☆

  

  続いて森元忠夫事務局長(60回)から、昨年の総会以降の主な行事についての
  報告がありました。



 玉崎さんとは 幼稚園からの竹馬の友、横山光宏さん(62回)の講演者紹介が あって、玉さんの愛称で 全国的に著名な 園芸家・玉崎弘志さんの 講演が始まりました。  「子供のころから花が好きで、高校時代は 生物部で、夏休みには、植物採集に精を出し、お蔭で低地林の植物に詳しくなりました。 高校時代の経験が、一生の仕事に導いてくれたと思っています。 大学は立教大学・社会学部観光学科を卒業し、“自然風雑木の庭”の第一人者、小形研三師の下で 庭造りの修業をしました。  その後、庭園の設計・施工・管理 さらに都心と湾岸に次々と建てられた大企業の本社ビルの緑化工事などを手掛けました。 バブル崩壊後のガーデニングブーム到来以後、浜名湖花博でのモネの庭の再現、 「第1回バラとガーデニングショウ」の企画・施工をはじめ NHK関連の番組・イベントに携わり、2012年から2年間、 「玉さん庭をゆく」で 全国75か所を巡りました。
         
 欧米では、オペラやバレーと同じように花や庭に関する会話ができないと ハイソサエティーに入れないといわれています。 ガーデニングも 世界の歴史や文化と合わせて学び楽しむことが必要だと考えています。 庭造りのために植物を選ぶにしても、単に美しいというだけでなく、名前の由来や日本、欧米での愛され方の違い、その背景となる歴史や文化の違いあるいは同一面などを考慮して選ぶことが大切でしょう。」
         
 お話は、“ガーデニング上達法”、“ガーデニングの考え方”、“草花の選び方と使い方”などに関することを中心に、玉崎さんの経験と該博な知識に基づき 広範囲におよび、とても楽しいものでした。          
         
 また、ガーデニングに関連する項目を18に分けて、それぞれの項目から行動や関連業種が放射状に広がっていくことを一つの円相にまとめた“ガーデニングまんだら”を示されましたが、これによってガーデニングが我々の生活のあらゆる分野に係わっていることが良くわかりました。

         
☆   講  演  す  る  玉  崎  弘  志  さ  ん  ☆ 
☆  講 演 す る 玉 崎 弘 志 さ ん  ☆


☆  講  演  会  場  の  様  子  ☆ 
☆ 講 演 会 場 の 様 子 ☆




 ■  「 懇 親 会 」


 第2幕 「懇親会」では、後関和之さん(62回)が 司会を務めました。  まずは、淡交フィルの演奏です。
 演奏に先立ち、「淡交フィルを後援する会」会長の 長谷川澄雄さん(47回)の ご挨拶に続いて、淡交フィル団長の 長谷川英一さん(72回)から 演奏者の方々『 岡伸太郎さん(81回)、北原徹さん(89回)、影山梢さん(98回)、影山英将さん(101回)、中野里美さん(101回)、畠山優衣さん(109回)』 の 紹介と曲目(モーツアルト作曲『フルート四重奏曲 第一番 第一楽章』および アナと雪の女王より 『 ありのままで 』 の紹介がありました。
会場は、丸テーブルの周りに椅子が置かれていたので、ご出席の皆さんは、ゆっくりと座りながら、心が明るくなるような調べを 楽しめたものと思います。

☆  淡  交  フ  ィ  ル  の  演  奏  風  景  ☆ 
☆ 淡 交 フ ィ ル の 演 奏 風 景 ☆

 乾杯の音頭は、本日ご出席の中で、一番先輩の 鈴木武司さん(42回)にお願いしました。  大先輩の英語を交えたご挨拶とそのお元気さに みな驚かされました。


☆ 乾 杯 の 音 頭 を 取 る 鈴 木 武 司 さ ん( 42回 )☆ 
☆ 乾 杯 の 音 頭 を 取 る 鈴 木 武 司 さ ん(42回) ☆


 暫くして、本日の呼び物のアトラクションである日本舞踊です。 尾崎美千江さん(62回)により、踊り手 川嶋文代さん(62回)の紹介と解説の後に、いよいよ舞踊が始まりました。 川島さんは、正派若柳流の名取で、ニューヨーク近郊での 公演実績もある方です。 演目は「松島」。 河竹黙阿弥作詞の 常磐津の詞章に合わせて、凛として舞う 姿に、会場のあちこちから 感嘆の声が聞かれました。 皆が見惚れる中、「松の栄ぞ目出度けれ」 と見事に仕舞い、万雷の喝采を浴びました。
☆ 「 松 島 」 を 踊 る 川 嶋 文 代 さ ん ( 62回 ) ☆
☆ 「松島」を踊る川嶋文代さん(62回) ☆

 ■  お 楽 し み 抽 選 会

       抽選会は 廣田仁一さん(62回)の 軽妙な司会で、いやが上にも盛り上がりました。 
       ほとんどの皆さんに福引の賞品が当たったものと思われます。

 ■  校 歌 斉 唱 と 閉 会 の 挨 拶


     楽しい懇談に しばし時を忘れて 過ごした後、淡交フィルの演奏付きで 全員で
    校歌を斉唱し、副会長の 植村昭三さん(62回)の 挨拶と手締めで 閉会となりました。



☆ 校 歌 斉 唱 の 指 揮 を と る 長 谷 川 英 一 さ ん( 72回 )  ☆ 
☆ 校歌斉唱の指揮をとる長谷川英一さん(72回) ☆
☆  閉 会 の 挨 拶 を す る 植 村 副 会 長( 62回 )  ☆ 
☆ 閉会の挨拶をする植村副会長(62回) ☆


    なお、来る6月21日(日)の総会と来春の新年会の運営担当は、63回、73回、83回、93回、
    103回 となりますので、担当回の皆様には よろしく お願い いたします。

記 載 : 淡交会 事務局