淡 交 会 新 年 会 ・ 懇 親 会 開 催

 平成25年淡交会新年会が、さる2月9日、江東区の アンフェリシオン にて、約130名の 出席者を得て開催されました。
 毎年恒例となっていますが、今回は、60回、70回、80回、100回の 卒業生が受付、司会、 そして、懇親会での お楽しみ抽選会を 運営いたしました。

☆  会 場 の 受 付 風 景  ☆
☆ 会 場 の 受 付 風 景 ☆

 新年会は、大床正晃さん(60回)の総合司会で 始まりました。

☆ 総 合 司 会 の 大 床 正 晃 さ ん ☆
☆ 総 合 司 会 の 大 床 正 晃 さ ん ☆

 郷通子会長は、「淡交会では、中高一貫による生徒数の減少、寿会員(80歳以上で年会費免除)の増加等々により運営資金が逼迫してまいりましたので、平成24年度の会報(68号、69号)にて、年会費のご協力をお願いさせていただきました。 一部の会員から2回にわたり催促するのは いかがなものかと お叱りをうけましたが、お陰様で 多くの会員の皆様、寿会員の皆様からご協力いただき、本年度は、過去最高額の年会費を収めていただきました。 本席をお借りして、改めて御礼申し上げます。 事情が許せば、会報を年2回発行できますように、引き続きご支援・ご協力お願いいたします。 また、このところ、スマートフォーンが急激に普及していますので、淡交会ホームページを従来のパソコンに加え、スマートフォーンでもご覧いただけるようにWEB委員は鋭意作業を進めています。 昨今の新聞、雑誌でもそうですが、情報の媒体が紙からWEBへと 急ピッチに変化していますが、淡交会でも、近い将来、会報からホームページへとシフトしていくと思われます。 どうか会員の皆様も 淡交会HPをもっと親しんでいくことをお勧めいたします。 淡交会HPの作成、更新に日々ご尽力いただいているWEB委員の皆様にも改めてお礼申し上げます。」 と 述べました。

☆  も っ と 淡 交 会 H P を お 楽 し み 下 さ い と 郷 会 長 ☆
☆ もっと淡交会HPをお楽しみ下さいと 郷会長 ☆

 大井俊博学校長は、藤井副校長、小倉副校長と共に出席され、「 府立三中、両国高校とすばらしい先輩の実績と伝統を維持すべく、中高一貫教育を通じて、生徒、教職員が一体となって高いレベルの教育が行うようにつとめており、本年の大学入試では、よい結果が出るものと期待しています。」 と述べました。 さらに、「 淡交会からは、日頃、物心両面で種々お世話になっており、その一例としては、なお一層 校内の明るい雰囲気を醸成するため、校舎内の中央階段に季節の花々の植木鉢をご寄贈いただき 心からお礼申し上げます。」 と淡交会に 感謝の意を表しました。

☆ 淡 交 会 へ 謝 意 を 述 べ る 大 井 俊 博 校 長 ☆
☆ 淡交会へ謝意を述べる大井俊博校長 ☆

  

 外山三喜事務局長は、淡交会報、ホームページ、両国祭、東京校歌祭、後援会、在校生に対する職場訪問・体験そして交流会(ゲスト・ティーチャー)など 平成24年度の 淡交会の活動を報告しましたが、とりわけ、これら淡交会活動の原資となる 淡交会費の協力に 感謝いたしました。


☆ 出 席 者 の 集 合 写 真 ( 更 に 拡 大 し ま す ) ☆
☆ 出 席 者 の 集 合 写 真 ( クリックして拡大します ) ☆


 ■ 防災科学技術研究所・理事長 岡田義光氏 講演

 新年会のハイライトとして、独立行政法人・防災科学技術研究所・理事長の岡田義光さん(60回)が、現在、国民的関心の高い 「 東日本大震災の実像と首都圏直下地震 」 と題し、講演を行いました。
 「 事前に全く予知できなかった 1995年の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)を契機に、地震研究が 予知から調査研究に重点を置くようになり、現在、全国2000か所近い 観測点で地震の観測を行っていること、その過程で、ゆっくりすべる 深部低周波微動という 地球科学における世界的発見をしたこと、気象庁の一元化震源情報に対する貢献度は 防災科研が6割を占めること、緊急地震速報は 防災科研と気象庁が共同開発したもので 防災科研がその観測を支えていること 」 を説明しました。
 次いで、「 2011年の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)に移り、 マグニチュード(M)9.0 の地震は 過去100年で 世界第4位の巨大地震だったこと、869年の貞観地震(M8.3)と 1896年の 三陸地震津波(M8.25)を合わせた位の とてつもない大地震だったこと、M5以上の余震も 格段に多かったことなど 」 を報告しました。
 さらに 「 巨大地震の誘発現象として、M8級の海溝型地震は なお警戒が必要であり、特に東北地方太平洋沖地震の震源地の北隣・南隣が要警戒地域で、 私が今一番気にしているのは 南隣の 「 房総半島沖 」だ。 」 と述べました。
 防災科研では現在、ケーブル式海底地震津波観測網を 日本海溝沿いの 150観測点に整備中で、今年6〜7月に 房総沖25地点 および青森沖25地点に 配置が完了するとのことです。
 首都圏直下地震については、「 国の中央防災会議が、プレート境界型の 東京湾北部地震(M7.3)が起こった場合、死者1万1000人、建物倒壊85万棟、経済被害は直接被害だけで66.6兆円、間接被害を含めると100兆円を超す との想定を発表しています。  一方で、国の地震調査研究推進本部が、M7級の南関東直下の やや深い地震が今後30年以内に70%の確率で発生すると予測しています。
 この2つの地震が 混同され、巨大な被害をもたらす 東京湾北部地震が30年以内に70%の確率で起こると誤解されている 」 と力説しました。
 最後に、「 何より大切なのは "地震への備えで"、寝室に背の高い家具を置かないこと、 置く場合は "しっかり固定すること"、"老朽家屋は耐震補強をすること"など 」 を強調、"耐震補強の有無による建物・家具等の 倒壊状況を動画で紹介"して、"大地震への備えを訴えました。"

☆ 何 よ り 大 切 な の は 地 震 へ の 備 え と 訴 え る 岡 田 義 光 さ ん ☆
☆ 何より大切なのは地震への  
備えと訴える 岡田義光さん ☆

【" 講演内容の映像は このリンク表示にてクリックして ご覧になれます、 動画1時間です "】

 ■  「 懇 親 会 」 と 「 お 楽 し み 抽 選 会 」

 第2幕「懇親会」では、小出一成さん(60回)が司会役を務め、淡交会フィルハーモニーの演奏から始まりました。 淡交フィル団長の軽部信雄さん(64回)の挨拶の後、バイオリンは田口智之さん(76回)、北原徹さん(89回)、ビオラが太田みのりさん(109回)、そして、チェロの岡伸太郎さん(81回)の4名の団員が演奏いたしました。 曲目は、ドボルザークの弦楽四重奏曲「アメリカ」の 第4楽章で、素晴らしい音色が 一段と会場に響き渡りました。


【 この リンク設定から 演奏の動画が ご覧 頂けます 】
☆ 淡 交 フ ィ ル 四 名 の 団 員 が 演 奏 ☆
☆ 淡交フィル四名の団員が演奏 ☆

 懇親会の乾杯は、出席者の中で最高齢の武見健二さん(38回)が行い、 各テーブルでは
 同期同志は もとより、先輩、後輩ともに 談笑の輪が広がりました。



☆ 乾 杯 の 音 頭 を と る 武 見 健 二 さ ん ☆
☆ 乾杯の音頭をとる武見健二さん ☆
☆ 談 笑 の 輪 が 広 が る 会 場 ☆
☆ 談笑の輪が広がる会場 ☆

☆ 豊 富 な 料 理 と お 酒 を 嗜 む ☆
☆ 豊富な料理とお酒を嗜む ☆

  「 い よ い よ お 楽 し み 抽 選 会 」

 進行行の小出さんと担当の皆さんが壇上にあがり、抽選番号を呼び上げると、騒がしかった会場が一瞬に静まりかえり、出席者は抽選券とにらめっこ。目出度く当選された方々は嬉々として賞品を受け取り、落選者は濃いウイスキーをあおっていました(?)。

  「担当の皆さんが檀上にて抽選」


右より小出 一成さん(60回)、豊田秀志子さん(60回)、岩倉 幸子さん(61回))
☆ 右より小出 一成さん(60回)、
   豊田秀志子さん(60回)、
   岩倉  幸子さん(61回)☆
☆ 目 出 度 く 賞 品 の 前 に 並 ぶ 当 選 者 ☆
☆ 目出度く賞品の前に並ぶ当選者 ☆
☆ 当 選 さ れ た 笑 顔 の 右 か ら 郷 会 長 (55回)、 田 村 光 さ ん (48回)、
藤 井 副 校 長  ☆
☆ 当選された笑顔の右から
郷会長 (55回)、田村光さん(48回)、
藤井副校長 ☆

 中村晴永さん(55回)の指揮で、出席者全員で校歌を斉唱し、 新任副会長の
 植村昭三さん(62回)の閉会挨拶と三本締めで 閉会となりました。

☆ 校 歌 の 指 揮 を と る 中 村 晴 永 さ ん ☆
☆ 校歌の指揮をとる中村晴永さん ☆
☆ 植 村 副 会 長 の 三 本 締 め で 閉 会 ☆
☆ 植村副会長の三本締めで閉会 ☆

 なお、来る6月16日(日)の総会と 来春の新年会の運営の担当は、61回、
71回、81回、91回、101回となりますのでよろしくお願いいたします。
また、6月16日の総会は、たまたま 淡交フィル第52回定期演奏会と重なります
ので、開会を 30分遅らせ、午後4時半となりますのでご了承お願いいたします。

記 載 : 淡交会 事務局