【 淡交会 会報87号より転載 】          最終更新日: 2021/12/14   
自然災害、新型コロナ、そして卒業生
                 淡交会会長   大 澤 秀 利
66回)
 先ずもって、多くの皆さんのご協力
により両国高校創立百二十周年・附属
中学校創立十五周年記念行事を何とか
行うことが出来ました事を、改めて深
く御礼申し上げます。
 校長先生をはじめとする教職員の皆
さん、そして、学校後援会の役員の皆
さんとは、コロナの状況に一喜一憂し
ながら準備に努めてまいりました。
 七月十七日当日は、学内で記念集会
が校長室からリモートで行われ、在校
生の皆さんには、淡交会からの記念品
をお配りしました。
 また午後には、すみだトリフォニー
ホールで、淡交会主催による淡交フィ
ルの記念コンサートを新田ユリ先生
77回)の指揮の下、盛大に実施する
ことが出来ました。コロナの中、練習
場所の確保など大変なご苦労を越えて
演奏をしていただいた淡交フィルの団
員の皆様には、只々感謝しかありません 。
 七月十七日をこの様に無事に迎えら
れたのも、多くの会員の皆さま、特に
社を挙げてのご支援を頂いた山崎製パ
ンの飯島延浩社長(57回)には、この
紙面をお借りして、同窓生を代表し御
礼申し上げます。
 この様に、記念行事などは、皆様の
ご協力により無事終了できましたが、
百二十周年記念事業は、まだまだこれ
からです。七月十七日の記念演奏会や、
学校へのグランドピアノの目録贈呈な
どは行いましたが、新たな奨学金制度
の発足や、生徒の皆さんへの学習支援
活動、ホームページなどのシステム更
新など、将来への投資に向けての資金
は、まだまだ不足しています。会員の
皆様には大変恐縮ですが、更なるご協
力をお願い申し上げます。
 節目の百二十周年は、多くの皆さん
のご協力で、何とか乗り越えられそう
ですが、来年から始まる中高一貫校へ
の変更、それに伴う新規卒業生の大幅
な減少は、淡交会運営にも大きな影響
があります。
 今まで以上に、在校生の皆さんに淡
交会への関心を深めていただくことが
重要となっております。
 その為にも、在校生への各種支援を
積極的に実施し、在校生、ひいては保
護者の皆さんに淡交会の存在をアピー
ルしていきたいと思っています。
 これまでも、茶華道部の皆さんへの
お花の提供による校内美化活動への支
援、淡交会会員による中学三年生の卒
業文集作成への支援、インターハイに
出場した水泳部員への支援(大変うれ
しいことに二種目で五位に入賞という
快挙でした)など、在校生と淡交会の
絆を深める活動を進めてきました。更
に在校生と絆を深めるため、いろいろ
な場で活躍されている多くの卒業生の
皆様に、是非ご支援ご協力をお願いい
たします。
 最後に、百二十周年活動の一環で、
卒業生名簿の作成を行います。これに
つきましても是非ご協力の程、宜しく
お願いいたします。