【 淡交会 会報85号より転載 】          最終更新日: 2020/12/14   
新型コロナと母校百二十周年
          淡交会会長  大 澤 秀 利 
66回)
 この一年は、新型コロナに振
り回された一年でした。
 淡交会の行事はもちろん、両
国高校・附属中学校の多くの行
事も、中止となってしまいまし
た。
 今回の新型コロナは百年前の
スペイン風邪と似ていると言わ
れています。当時世界で数千万
人が死亡したと言われています
が、今回は、医療技術の進歩に
より、なんとか百十万人程度に
抑えられています。
 しかし、日本もヨーロッパの
様に第二波、第三波と広がる恐
れもあり油断禁物です。
 そのような中、アフリカで、
ポリオ(日本では小児麻痺)が、
ワクチン投与の徹底で根絶した
との明るいニュースがこの八月
にありました。ポリオが残って
いるのは、地域紛争が収まらな
いアフガニスタンとパキスタン
の二力国となりました。
 この様にワクチン投与が世界
中の皆にできれば、開発途上国
なども含め世界中で、新型コロ
ナも抑えることが出来ます。治
療薬やワクチン予防薬の早期開
発を願ってやみません。
 一方、GOTOトラベルな
ど、新型コロナウイルス感染対
策を実施しながら、経済を活性
化すべく諸対策が実施されて来
ています。
 淡交会としても十分なコロナ
対策を行いながら、諸活動を再
開してまいります。
 第一弾として、来年二月の新
年会は、大きな変化がなければ
実施いたします。母校百二十周
年に向けた第一歩として、会員
の皆さまと一緒に親しく母校へ
の思いを語れたらと考えていま
す。
 また、来年七月十七日の百二
十周年行事は、残念ながら記念
式典とコンサートのみで、懇親
会は行われないこととなりまし
たが、百二十周年に向けた取組
は既に開始しました。
 保護者の後援会、そして定時
制同窓会の桂友会とコラボし、
京葉道路沿いに両国高校創立百
二十周年と附属中学校開校十五
周年の祝賀横断幕を掲示しまし
た。気運が盛り上げられればと
思います。
 百二十周年に際しての課題は、
@二〇二二年からの中高一貫校
への移行に伴う会員減少対策、
A奨学金基金や海外ホームステ
イ支援募金の時代に即した見直
し、Bホームページをはじめ、
日進月歩の激しいコンピューター
システムの再構築など多々あり
ます。
 淡交会の伝統を踏まえながら、
皆様方のご意見を伺い、時代に
即したものにしてまいりますの
で、是非ご協力の程お願いいた
します。