寺 澤 捷 年 会 長 挨 拶
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【 淡交会 会報84号より転載 】          最終更新日: 2020/05/20   
二年目の船出にあたり 淡交会会長 大 澤 秀 利 ( 回)
 新型コロナウイルス感染症の
急激な拡人を受け、淡交会も各
種行事の中止など、多大な影響
を受け、会員の皆様にもご迷惑
をお掛けしております。
 四月八日現在、学校は休校中
です。校舎からもグラウンドか
らも在校生の元気な声が聞こえ
てきません。我らが母校に後輩
の元気な声が一日も早く帰って
くるよう願っています。
 また、会員の皆様におかれま
しては、ご家族の皆様ともども
ご自愛のほど、改めてお祈り申
し上げます。
 さて、四月の人事異動で鯨岡
校長先生がご退任され、金田校
長先生がご着任されました。引
き続きご指導ご鞭撻をお願い申
し上げます。
 また、私も淡交会の会長に就
任し二年目を迎えます。
 倍旧のご指導ご協力をお願い
申し上げます。
 ところで、来年は母校創立百
二十周年、附属中学校設立十五
周年の記念すべき節目の年です。
来年七月十七日には記念式典が
予定されており、学校と両高後
援会の皆様と一緒になり準備の
お手伝いをしております。詳細
については改めてご案内させて
いただきます。
 百二十年と言えば、人間でい
うならば還暦を二度迎えたこと
になり、「大還暦」と言うそう
です。淡交会も三回目の還暦を
目指し、多くの皆様のお知恵を
頂き、六十年後にも存続できる
よう取り組んでまいります。
 そのような中で、喫緊の課題
は、前回も述べましたが、二○
二二年からの中高一貫校への移
行に伴い、現在の卒業生二百人
が百六十人に減少し、一時的に
は三年ほど、百二十人に減少す
ることです。会員の減少と会費
納人者数の低迷は、淡交会の運
営を揺るがす重要な課題です。
 我々の代(六十六回)もそう
ですが、同期会は頻繁に開催さ
れているのに、淡交会は良く知
らない方が多いように感じてい
ます。淡交公事務局が、それぞ
れの代の幹事さんと情報交換が
できる仕組みや、いろいろなメ
リットを提供し、淡交会に関心
を持っていただけるよう努力を
してまいります。
 そのような中、多くの卒業生
の皆様の絶大なるご協力を頂い
て作り上げた奨学金基金や海外
ホームステイ支援募金なども、
今後どのようにするのか、検討
が必要と思慮しております。
 奨学金基金は、制度発足時と
教育環境が変わり、学校教育費
の無償化などもあって、現在ほ
ぼご利用がない状態になってお
り、両高後援会の保護者の皆様
のご意見なども拝聴し、時代に
あった、そして、淡交会の発展
に繋がる活用方法を模索してい
く必要を感じております。
 何はともあれ、引き続き多く
の会員の皆様のご支援ご協力を
お願いいたします。
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