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平成30年度第1回常任理事会が、5月28日(月)午後6時からアンフェリシオンに於いて、
36名の参加者を得て開催された。
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☆ 会議の議題と要旨・結果 ☆ |
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事務局より寺澤捷年会長(60回)を議長とすることが提案され、承認された。
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○ 会長挨拶 (要旨)
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淡交会の会費収入が減少傾向を示してはいるが、支出の削減に努めて、収支バランスの取れた中で、
活動を継続できている。
これは皆様方のボランティア精神によるお力添えのお蔭であり、心から感謝申し上げる。
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議 題
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第一号議案
『平成29年度事業報告及び一般会計決算確定報告並びに監査報告について』
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森元忠夫事務局長(60回)から、添付資料によって、平成29年度の事業報告および決算結果に関し報告があった。
事業報告は、ほぼ例年通りであった。
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1) |
6月の総会では、西脇保幸さん(65回)の「シルクロードのバス旅」と題する講演が、
2月の新年会では、阿久津光志さん(65回)による「リニア中央新幹線〜新幹線鉄道の整備と国鉄改革〜」という講演があった。
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2) |
常任理事会は計3回、理事・評議員会は4月に1回開催した。
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3) |
委員会活動は、会報委員会が「淡交会報」78号、79号の発行、
資料室委員会と環境委員会は、9月の両国祭において、それぞれ「今、なぜ河合栄治郎か」、
および「地球環境とエネルギーを考える・第7弾」と題する展示を実施した。
両国祭の入場者数は1,400名弱と過去最高を記録した。
さらに、資料室委員会は、「今、なぜ河合栄治郎か」の報告を2月15日の河合栄治郎研究会で行った。
環境委員会は、2月24日に「第5回環境セミナー」を開催した。
ウェブ委員会は、HPの更新・管理、および「会報」とタイアップして会報記事のHPへの掲載を精力的に実施した。
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4) |
第25回東京校歌祭は、10月にサンパール荒川で開催され、33名が参加した。
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5) |
母校の教育活動支援も合唱コンクールへの支援など、例年通り継続した。
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以上の事業を行った結果、決算は、会費収入、寄付金収入が予算を下回ったこともあって、収支差額は約66万円の赤字となった。
この決算について、4月16日に佐藤良之監事(63回)、末益弘幸監事(74回)によって会計監査が実施され、
正当妥当なものと認定された。
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第二号議案
『平成30年度事業計画及び一般会計予算(案)について』
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事務局長から、添付資料によって、平成30年度事業計画および予算案に関し報告があった。
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1) |
事業計画はほぼ例年通りである。
主なものは、6月24日(日)の総会では、京都大学高等研究院特別教授・松沢哲郎さん(66回)による
「こころの進化を探る〜はじめての霊長類学〜」という講演がある。
9月15日(土)、16日(日)の両日に開催される両国祭において、資料室委員会からは、
「芥川龍之介・堀辰雄・立原道造三人展〜府立三中が生んだ文学系譜〜」(仮称)、環境委員会からは
「地球環境とエネルギーを考える・第8弾」と題する展示が行われる予定である。
第26回東京校歌祭は、11月3日に杉並公会堂で開催される予定である。
なお、4月20日(金)に開催された理事・評議員会に於いて、鯨岡校長先生から、高校生のスタディーツアー
(海外、国内)の計画があり、これに対する支援の要請があったことが報告された。
これを受けて、事務局長から次のような報告があった。
学校側に具体的な実施計画を聴取したところ、オーストラリアへのスタディーツアーを計画しており、
これに対して9名の参加希望者があるということであるが、現時点では、詳細は未確定である。
しかし、淡交会としてはこの計画を全面的に支援するという方向で検討を進めたい。
具体的には、今年度は教育奨励費からの支援を考えている。
また、30年度予算案は、29年度に比べて、会費収入、寄付金収入の若干の増加を見込んで、
昨年同様収支均衡(収支差額ゼロ)予算を作成した。
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(質疑応答)
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第二号議案に関連して、4月20日の理事・評議員会で鯨岡校長先生から要請のあったスタディーツアーへの支援に関して、
以下のような質疑応答があった。
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問: |
海外ホームステイに対する支援とスタディーツアーに対する支援との関係はどの様に考えれば良いか。
また、後者はホームステイの延長ではないのか?
さらに、教育奨励費での支援は今後毎年続くのか?
毎年続くのであれば別会計にしないとやっていけないのではないか?
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答: |
前者は既に常任理事会で承認された規定で定まっており、中学生が対象である。
一方、後者は高校生が対象であり、これに対して海外ホームステイ支援募金を流用することは直ちにはできない。
また、後者はホームステイの延長ではない。
スタディーツアーに関しては、現状では具体的な情報がないので、今年度は特別会計とせずに、取り敢えず教育奨励費で対処し、
実績が明らかになる来年度以降は、海外ホームステイ支援金を使えるようにするなどの手続きを進めることになるものと考えている。
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問: |
海外ホームステイは中学性が学年全員で行くが、スタディーツアーは限られた人(参加希望者)のみということか?
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答: |
スタディーツアーは希望者のみが対象となる。
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問: |
スタディーツアー支援費用は、教育奨励費から出すとのことであるが、
30年度予算の教育奨励費は60万円ということで、昨年度の実績額55万6千円と大差がないが、問題ないのか?
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答: |
30年度予算が組みあがった後、校長先生からスタディーツアーの話が出たため、
今年度予算の教育奨励費には、スタディーツアーの支援分は見込んでいない。
また、現状では具体的な支援額も不明であることから、教育奨励費は暫定的に昨年度の実績に基づいて計上している。
重要な事はこの様な事情から、今年度は教育奨励費の使い方を少し緩めて執行することになることを今回の常任理事会で
ご了承頂きたいことである。
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問: |
教育奨励費の中身は?
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答: |
卒業生への記念品(卒業証書ホルダー)約23万円、合唱コンクールへの記念ノート提供約9万円、
学校の美化のための毎月の花の寄贈約10万円、体験講義講師謝礼補助6万円などが主なものである。
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問: |
教育奨励費、奨学金は高校対象でやってきたが、中学生にも支援を広げるということは皆さん認識しているのか?
財政が厳しい中、中学生にまで支援を広げることを危惧している。
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答: |
海外ホームステイ募金は中学生対象であるが、これについては常任理事会、総会に諮り、その承認のもとに、募金をお願いし、
支援を開始したものとして実施している。
今後、制限なく中学生に対し支援枠を広げるということは考えていない。
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以上の論議を経て、第二号議案は全会一致で承認された。
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〔報告事項〕
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事務局長から、奨学金基金、海外ホームステイ支援金特別会計、一般会計の基礎的収支について、
資料に基づき以下の報告がなされた。
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1) |
奨学金は、この5年間新たな申し込みがない。基金の総残高は、5,483万円である。
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2) |
海外ホームステイ支援金の次期繰越金は、352万円に達している。
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3) |
一般会計の基礎的収支【(経常収入+事業収入)―(経常費+事業費)】は、
平成27年度プラス11万円、平成28年度プラス12万円であったが、平成29年度は約70万円の赤字となった。
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以 上 |
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※ 次回常任理事会の日程:平成30年11月26日(月) |
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