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平成30年度理事・評議員会が、4月20日(金)午後6時より、両国高等学校・附属中学校の会議室において開催された。
淡交会からは、寺澤捷年会長、大床正晃副会長、植村昭三副会長、佐藤良之監事、小泉宗孝相談役、小島基男顧問、
各回の理事・評議員、事務局員、また、学校からは、鯨岡廣隆校長、笠原聡(あきら)副校長(附属中学)、谷村聡(さとし)経営企画室長、
阿部雄大教諭など合計45名が出席した。
寺澤会長から、
「お陰様で、平成29年度の決算は大略収支バランスの取れたものとなった。
本日は、29年度事業報告ならびに決算(案)、30年度事業計画および予算案についてご審議をお願いする。
なお、このところ同期会の開催件数が右肩上がりの傾向にあることを大変心強く感じている」
との挨拶があった。
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☆ ☆ 挨拶する寺澤会長 ☆ ☆
☆ 寺澤会長ご挨拶 ☆
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続いて、鯨岡校長から、
「今年の本校の入試に関しては、附属中学校が倍率6倍以上、高校も1.5倍と優秀な生徒が入学した。
また、今春卒業した115期生は、60人が現役で国・公立大学に進学し、例年に劣らない成果を上げた。
今は、学校創立120周年記念事業に向かって、学校内での体制づくりを進めているところである。
今年度は、中学生のアメリカへの海外語学研修に加えて、高校での国内・国外におけるスタディーツアーを計画している。
試行的に、夏にはオーストラリア、冬から春にかけては、カンボジア、ベトナムを予定している。
本件に関しても淡交会のご支援をお願いしたい」
とのご挨拶があった。
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☆ ☆ 挨拶する鯨岡校長先生 ☆ ☆
☆ 鯨岡校長先生ご挨拶 ☆
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続いて、今春卒業した115回生から、理事2名、評議員9名が新規に任命された旨の報告が、森元事務局長からあった。
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審議事項
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議事は寺澤会長を議長として進められた。
森元事務局長から以下の議題@、Bについて、佐藤監事からAについて資料に基づき報告並びに説明があった。
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@ 平成29年度事業報告並びに決算(案)の審議
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平成29年度の事業は、総会、新年会、各委員会活動等、ほぼ例年通りであった。
平成29年度の決算は、予算対比で、収入面では会費・寄付金が44万円下回ったが、支出面で、経常費・事業費を約55万円節減できた。
しかし、奨学金会計への受払勘定で72万円支出したことによって、収支差額が66万円の赤字となった。
奨学金会計の受払勘定は、当月受け入れた分を翌月払い出しているため、年度の変わり目である3月に大口の返済があると、
その年の収支にはプラス(収入)となるが、次年度の4月に同額を払い出すため、次年度の収支ではマイナス(支出)となる。
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A 監査報告
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平成29年度の淡交会計算書類を監査し、適性・妥当と認める
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☆ ☆ 監査実施(4月16日) ☆ ☆
☆ 監査の様子 ☆
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B 平成30年度事業計画並びに予算(案)の審議
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事業計画は、ほぼ前年通りである。
なお、先ほどの校長先生のお話にあった、高校生の国内・国外スタディーツアーへの支援を学校側と十分協議したうえで考えてゆきたい。
予算については収支均衡を目標とするが、さらなる経費削減は難しく、年会費・寄付金収入の回復頼みの予算となった。
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ここで、6月24日(日)の総会および来年の新年会の幹事を務める66回生の代表として、常任理事・中込巡氏から力強い決意表明があった。
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報告事項
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@ 奨学金等について
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森元事務局長から以下の報告があった。
この4年間、新たな奨学金の貸し付けは発生していない。
これまで32名に貸付、6名が完済、19名が返済中、返済前7名である。
貸付原資4,438万円、貸付残高1,046万円、これらを合わせた奨学金資金規模は、5,484万円となる。
また、海外ホームステイ支援については、平成26年度から29年度まで、各年それぞれ10名、12名、4名、6名に支援を実施してきた。(支援総額96万円)
また、募金の現有残高は、皆様のご協力のお蔭で、352万円に達している。
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A 淡交会教育奨励金(援助金)会計報告
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阿部雄大教諭(109回)から、資料に基づき淡交会教育奨励金の会計に関して報告があった。
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☆ ☆ 阿部先生会計報告 ☆ ☆
☆ 阿部先生会計報告 ☆
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(質疑応答)
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問: |
奨学金の新規申し込みがここ4年間無いということであるが、生徒の経済状態が良くなっているのか、
あるいは何か別に思い当たることはあるか?
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答: |
一般に奨学金は給付型が多くなっているが、給付形に移行するには原資が十分とは言えない。
(現行の貸与型が敬遠されているということも原因としてあるかもしれないので)中長期的にこの問題は検討する
必要があると考えている(寺澤会長)
生徒たちの家庭の経済状態が良くなっているとは見ていない(鯨岡校長)
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以 上 |
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