淡交会 会報89号の 特集記事より 転載.          最終更新日: 2022/12/24    

佐 田 山 彩 紀 先 生 ( 化 学 )
 平成23年4月 〜 平成30年3月

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 今回ごひ登場いただくのは2
011年4月から18年3月ま
で化学科に在籍されていた佐
田山彩紀先生です。
 両国に赴任された経緯をう
かがうと
 「中高一貫教育校の公募に
出しました。両国高校は前任
校と同じ学区の進学校である
ことと、中学生との関わりに
興味を持っていました」
 転任前の両国に対するイメー
ジは
 「知っている先生もいまし
たか、ガリガリ勉強している
生徒の多い、全休として硬い
イメージでした」とのこと。
 転任当初の印象は
 「先生方がとても良好な関
係で、温かく迎えてくれまし
た。また、生徒が良い意味で
人なつっこいところがf町ら
しくて、安心しました。硬い
イメージは転任数日で一気に
吹き飛びました」
 実際にご指導されての印象
異動後に結婚、子ども中心の生活楽しむ
をうかがうと
 「興味関心の幅が広い。ま
た、自分から視野を広げてい
こうとする生徒か多い。多種
多様な生徒がいましたが、全
体としてお互いを尊重して良
い関係を築けていると感じま
した。在職期間中に僕自身も
スキルアップさせてもらいま
した」
 さらに、印象に残る生徒を
うかがってみました。
 「携帯の充電器を貸してほ
しいという生徒、納得がいか
なくて、何度も質問に来る生
徒、部活やクラスで、問題が
あったときに何とかしようと
する生徒、自分で実験して廊
下中を臭くしてしまう生徒、
いろいろあって、「ちょっと
校長室行ってきます!」と押
しかけに行った生徒、7年間
いましたから、印象に残る生
徒はたくさんいました」
 在職当時のエピソードをう
かがいました。
 「部活動です。中でも、テ
ニスコートを2面にしてもらっ
たことです。ボロボロのハー
ドコート1面から、オムニコー
ト2面に拡張してコート開き。
中高男女の各部長が始球式と
してサーブを打って、中学両
部長はきれいにイン、高校の
両部長がフォルトして仕切り
直したことです。部活動は0
Bとのつながりも強く、特に
担当していたテニス部、山岳
部では本当に助かりました。
普段の活動だけでなく、合宿
などでも気にかけていただい
ていることを実感し、ネット
ワークの強さもありかたく感
じていました」
 転任後のお話も伺いました。
 「国立高校に異動し、この
春に卒業生を出します。部活
は吹奏楽部と山岳部の顧問で
すが、コロナ禍でなかなか思
うとおり行かないところもあ
りました。また、異動の後、
結婚をし、子どもも産まれて
環境が数年で一気に変わりま
した。子ども中心の生活を、
日々楽しんでいます」
 卒業生への一言をいただき
ました。
 まず「結婚式でのメッセー
ジありがとう!とてもうれし
かったです!」
 次いで「計画は緻密に、行
動は大胆に」
 「まずやってみる、やって
だめなら戻ってみる」
 最後にメッセージをいただ
きました。
 「様々な生徒、先生方に出
会うことができ、本当に豊か
な7年閥でした。これからも、
ますますのご発展をお祈り申
し上げます」