( スマホ対応 )   作成日 : 2016/02/25 by A.M.   

 淡交フィルハーモニー管弦楽団 第57回定期演奏会は、2016年1月24日(日)14時より江戸川区総合文化センターで、 田代詞生(たしろつぎお)先生の指揮の下、現役高校生9名を含む総勢78名の演奏により開催されました。
 当日は夜半からの雪を心配しておりましたが、幸いに寒いながらもほぼ晴天に恵まれ、500名ほどの皆様にご来場をいただきました。
本当にありがとうございます。
 今回は、田代先生をお迎えしましたので、やはりそこはドイツ正統派の音楽ということで、 ベートーベンとブラームスをプログラムに据えました。
ドイツの3Bと言うともう一人はバッハですが、そこをロシアのボロディンに代えて、ちょっとしゃれた3B演奏会としてみました。
 さて、もうお馴染みになりました開演前のロビーコンサートですが、当団の弦や管の若手トップを中心に、 今回も瑞々しい演奏をお届けできたと思います。
広々と明るいロビーで多くの観客の皆様に聴いていただき、誠にありがとうございました。

☆ ☆ ロビーコンサートのメニュー ☆ ☆

≪ ☆ ロビーコンサートのメニュー ☆ ≫
☆ ☆ ロビーコンサート 管楽四重奏 ☆ ☆

≪ ☆ ロビーコンサート(1)  ☆ ≫
☆ ☆ ロビーコンサート 弦楽四重奏 ☆ ☆

≪ ☆ ロビーコンサート(2) ☆ ≫

 さて、最初のベートーベンの「フィデリオ序曲」ですが、良く知られている曲でもあり、短いながらもアレグロばかりで緊張する曲目です。
アダージョには少し不安もありましたが、何とかうまく駆け抜けることができたというところでしょうか。
 続くボロディンの「小組曲」ですが、元はピアノ曲で1885年に出版され、当時のロシアやヨーロッパではとても人気となったという 抒情的な曲ですが、それを30年ほどロシアの後輩のグラズノフが管弦楽曲に編曲したものです。
馴染みのない曲だったかもしれませんが、マズルカなど楽しい曲を挟んで修道院、夢、セレナードなどの美しい旋律を管楽器の ソロで奏でましたが、楽しんでいただけたのではないでしょうか。
 メインは待ちに待ったブラームスの「交響曲第4番」です。
ブラームスの4曲の交響曲の中でも久々であり、淡交フィルでは平成9年に故鈴木先生の指揮で演奏をしてからほぼ20年ぶり ということになりました。
日本人はブラームス好きだと思いますが、団員もつい燃えてしまい、ただの「熱演」になってしまうところですが、 そこを「名演」にするようにと言われる田代先生の指揮の下、重厚に弾ききることができたのではないかと思います。

☆ ☆ 演 奏 会 の 全 景 ☆ ☆

≪ ☆ 演奏会の全景 ☆ ≫
☆ ☆ 演奏を指揮する 田代 詞生 氏 ☆ ☆

≪ ☆ 指揮者 田代 詞生 氏 ☆ ≫

   ブラームスのハンガリー舞曲第14番のアンコールの後、お待ちかねの校歌です。
何とここで田代先生のご発案(前日にお話がありました)により、両高オーケストラの現役部長に 指揮をお任せしようという初の試みがなされました。
その若々しくも堂々とした指揮ぶりには私どもオーケストラ側も驚きましたが、左手を後ろに高く上げたシンバルへの合図なども 本当に颯爽としていて、観客の皆さんに感動を与えられたものと思います。

☆ ☆ 校歌斉唱の指揮をする安部みちか部長(高2) ☆ ☆

≪ ☆ 校歌斉唱 ☆ ≫

 演奏会後のレセプションでは、最初に淡交フィルを後援する会の 長谷川澄雄 会長(47回)と、淡交会の 寺澤捷年 会長(60回)から ご祝辞と激励のご挨拶をいただきました。
また、東京校歌祭の外山三喜 両高代表(55回)から、今年の10月23日に杉並公会堂で開催される同祭に淡交フィルを お招きいただくということのご挨拶をいただきました。
是非、淡交会の皆様には淡交フィルの伴奏で校歌と卒業式の歌を高らかに歌っていただければと思います。
そして、田代詞生先生からは、我々の演奏への熱意を讃えていただくとともに、現役高校生から老壮年者までが 両高という絆でつながったユニークなオーケストラと出会えた喜びなどについてのお話をいただきました。
本当に暖かいお言葉に団員一同とても感動した次第です。

☆ ☆ 後援会 長谷川 澄雄 会長(47回)のご挨拶 ☆ ☆

≪ ☆ 後援会長谷川会長 ☆ ≫
☆ ☆ 淡交会 寺澤 捷年 会長(60回)のご挨拶 ☆ ☆

≪ ☆ 淡交会寺澤会長 ☆ ≫
☆ ☆ 東京校歌祭の外山三喜 両高代表(55回)のご挨拶 ☆ ☆

≪ ☆ 外山三喜氏 ☆ ≫
☆ ☆ 指揮者 田代 詞生先生のご挨拶 ☆ ☆

≪ ☆ 指揮者田代先生 ☆ ≫
☆ ☆ 乾杯の音頭をとる 桑村 益夫さん(50回) ☆ ☆

≪ ☆ 乾杯音頭 桑村さん ☆ ≫
☆ ☆ レ セ プ シ ョ ン の 様 子 ☆ ☆

≪☆ レセプションの様子 ☆≫

 さて、次回 第58回定期演奏会は、2016年7月17日(日)午後2時開演予定で、10年来のお付き合いとなる柳澤明良先生を指揮にお迎えして、 江戸川区総合文化センターにおいて開催いたします。
曲目は、ロッシーニの「アルジェのイタリア女」序曲、モーツァルトの交響曲第31番「パリ」、 そしてベートーベンの交響曲第6番「田園」となります。
淡交会の皆様、どうぞ多くのご来場をお待ちしております。

淡交フィルハーモニー管弦楽団 団長 長谷川英一(72回)