同期会は最近5年刻みで開催している。そして、実行委員会のメンバーは、機会あるごとに飲み会や落語・
音楽鑑賞や旅行などを実施して交流を深めてきた。
昨平成30年秋は、『大人の修学旅行』と題して、奈良・京都に在住の同期生の名ガイドによる1泊2日の弾丸旅行を決行した。
近鉄奈良駅で「せんとくん」のお出迎えでスタートした旅は、奈良県庁屋上広場で360度の大パノラマを楽しみ、東大寺大仏殿、
二月堂と定番コースを辿り、昼食は、奈良公園で鹿たちと戯れながら、名物の柿の葉寿司を堪能した。
そして、紅葉真っ盛りの春日大社を抜け、興福寺では、美少年の阿修羅像の微笑みに吸い込まれた。
翌日は、世界遺産の京都・二条城で唐門をくぐり、二の丸御殿を見学した。
大政奉還の裏話や、「鴬張り廊下」は、実は「忍び返し」ではなかったという驚きの解説のあと、京都御所に向かった。
紫宸殿や清涼殿を見学したが、残念ながら高御座は新天皇の即位礼のため東京に移動して不在であった。
この旅のハイライトとなったのは、参加者の御先祖が暗殺された幕末期の政変「朔平門外の変」の発生場所を体感したことだった。
最後は、山縣有朋の別荘だった国の名勝・無鄰菴の紅葉を堪能して帰京した。
さて、今年は65歳になり、同期会を開催する年である。
同期会実行委員メンバーの旅行での絆が原動力になると確信した。
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