上の大きなタイトルロゴをクリックすると「総合ページ」が見られます。   作成日:2023/01/17 by AM   

 淡交会報87号記事に呼応したEメールが、下山君の姪御さんの「86期卒の岩崎美紀さん」からあり、 「亡き叔父のことが書かれており、嬉しかった」旨の御礼だった。
私は、そのメールに感激し、本号に下山君に関する追加記事を書く気になった。
下山君と同じ中学(堅川中学)を卒業した小島萬(よろず)君と相談し、彼と別の友人が 下山君の学生下宿に1週間も泊まり込み、下山君の優しい心遣いを受けたというエピソードである。
下山君は、京都大学に行ったので、京大近くの下宿に住んでいた。
そのタイミングでは、お金のない学生にとって、京都が代表的な人気旅行先であった。
また、営業時の運転速度が世界一であった新幹線超特急ひかり号が走り始めた直後であったため、 下山君の下宿に泊まって、「京都+新幹線」を安価で楽しむのに利用されたわけである。
 小島君と朱成國(しげくに)君(故人)の二人が、下山君の下宿に押し入ったのである。
彼らは1週間も滞在したためお金がなくなった。下山君にもお金がなかった。
そこで、優しい下山君は、高価な文学本を古本屋に質草扱いで扱いして金を借りて、 東京から押しかけた友人に協力したのである。下山君はそこまで人がよかったのである。
そのお金を2人が返したのかどうかは小島君も覚えていない。
我々61期生も後期高齢者になったので、若い頃の楽しい思い出を各回便りに書いて行きたい。

吉田 隆 61回    
(淡交会報89号より転載)

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