上の大きなタイトルロゴを クリックすると 「総合ページ」 が見られます。   作成日:2017/08/06 by AM   

 今回は同期の活躍されたお二方の誇らしい受賞と残念な訃報の報告です。
 初めに、淡交会会長である寺澤捷年氏が『学士会アカデミア賞』を本年2月に 一般社団法人 全国日本学士会より受賞いたしました。
おめでとうございます。両国淡交会・同期会の誇りです。
この賞は日本や世界の文化、社会発展に貢献した人を表彰するものです。
受賞の理由は、「東西医学の統合による新たな知の体系『和漢診療学』の創生、東洋の知に立脚した治療学の提言など、 現代医療システムの発展に寄与した数々の功績」とのことです。
具体的には、

@

伝統医学の研究=江戸時代の吉益東洞の継承者

A

和漢診療学の形成=これまでの経験知として伝承されてきた腹部の症候を 神経解剖学・生理学、MRI、CT、超音波エコー検査などで発現メカニズムを解明

B

認知症・インフルエンザ治療薬の研究=これまでの経験的に頭痛治療薬としての釣藤散に 認知症の改善効果があることを見出し、またインフルエンザに用いられてきた麻黄湯の作用発現機序の解明

C

文部科学省・21世紀COEプログラムの東洋の知に立脚した個の医療の創生のリーダーでの活動

D

WHO(世界保健機関)研究協力センター長での活躍

――との評価から国内・海外への現代医療に貢献しているとのことでした。
これからも寺澤会長に注目です。

 次に木内(田中)良明氏が平成29年1月に脳溢血で急逝しました。
彼は高校時代にラグビー部の部長として活躍しました。
私は、軟式テニスの練習後はいつもグランドの残りのメンバーで、近くの焼きそば屋で楽しく話し合ったことを 昨日の事のように思い出されました。
近年では、衆議院議員を経て都議会議員で現役で活躍しておりました。
同期会では議員の仕事の合間をぬって、会の為に相談・業務等に積極的に参加され、必要に応じ色々な相談の為 時間を割いて頂き、同期会がこれまで続けられた事はひとえに彼のおかげと感謝しています。
通夜には前淡交会事務局長の外山さんや同期会・ラグビー部のメンバーが集まり彼の早世を悼みました。

小出 一成 60回