(スマホ)    最終更新日 : 2013/07/17     

   卒業51年目の夏

 今年も 悟空会は 盛会でした!

 今年の悟空会は、昨年の卒業50周年記念大会と同じ、西神田の「ディナギャン」で開催されました。
7月6日のことです。 この日は、朝から抜けるような青空で、気温はうなぎのぼり。 
「暑いねえ」というのが、 挨拶の第一声になっていました。
 定刻に少し遅れて、圓遊師匠の司会で開会です。 我々の年齢に引っ掛けて、「70歳を迎えるのは
古くは稀だったが、この頃は、70歳などは珍しくもない」という辺りを、落語家らしいアレンジで
会場の笑いを誘い、開会宣言としました。 流石に手慣れたものです。 
開会の辞のあとは、今日ご出席 いただいた 三人の先生のご挨拶を いただくことになりました。


























 杖をついて登場された トップバッターの横田先生のお話は、
口調も中身も 明晰で、高校時代の 数学の授業と いささかも
変わり ありません。
 先生の開口一番は、「梅雨が明けたそうですよ。」 で
した。 今朝からの晴天に ごもっとも と思いつつ、私などは、
雷さまが鳴って大雨が降ると 梅雨が明けるんだよ、と子供の
ころから教わってきましたので、算数がよくわからない 小学
生になったような 気持ちに
なりました。


☆ ☆  横 田 先 生 の お 話  ☆ ☆        
☆ ☆ 横 田 先 生 の お 話 ☆ ☆



















 先生の現在の健康法としては、プールへ行くこと。  ただし、泳ぐのではなく、歩くことだそうです。
確かに、水中では身体への負担が少ないために、運動量が増えると 聞いたことがあります。
 司会の圓遊師匠は、名代のせっかちです。 そのせいでしょうか、「一言だけ」を強調して
ご挨拶をお願いするのですが、先生方にはこの一年の思いがありますから、なかなかそうはいきません。












☆ ☆  吉 田 先 生 の お 話  ☆ ☆        
☆ ☆ 吉 田 先 生 の お 話 ☆ ☆


 続いて、吉田先生です。  例年、背筋を伸ばしたいい姿勢で、何曲か歌をお歌いになります。  歌い終わると、歌詞の解説があります。 今年は、歌曲から童謡までの三曲でした。   最後は、『春が来た』です。 先生の歌詞の説明が 丁寧になればなるほど、 先生の傍で 圓遊師匠が まだかという感じで反応します。  それが面白いといって、そこかしこから 笑い声が漏れ、会場は 一層 やわらかい 雰囲気になっていきました。



















 今年は、D組が 回り持ちの幹事ですので、担任をしていただいた 山下先生に 乾杯のご発声をお願いすることにしてあります。 
先生のお話は、随所に ユーモアのきいた警句が散りばめられていて、毎年楽しく聞かせていただいています。
 今年は、手提げ袋のようなものをお持ちになって登壇。  持ち前のよく響く低音で、  「ヒトは  ケモノに及ばず」で始まりました。


☆ ☆  山 下 先 生 の お 話  ☆ ☆        
☆ ☆ 山 下 先 生 の お 話 ☆ ☆

  あとでお尋ねしたところ、特に具体的な事柄を指しているわけではなく、世界を見ていて そう思った
とのこと。  そのうちに、手提げ袋の説明になり、さらに 縦横無尽にお話が動いていきます。 
と、ある間を捉えて、圓遊師の手が 横からグイッと伸び、「先生、乾杯を…」と言って、ビールの
グラスを差し出しました。  これでまた、満場が笑いに包まれ、歓談の場へと移っていきました。

 今回は、幹事団なりの考えがあって、イベント的なものは何も用意しませんでした。
校歌斉唱までの一時間半は、半世紀以上も前からの思い出話にひたり、それぞれの近況を話し合って
ゆっくりと過ぎていきました。  
なかには、そこはかとない愚痴や、健康診断の結果や、お孫さんの自慢もあったのかもしれません。
ほぼ定刻、下岡勇夫君の指揮で校歌を歌い終え、少し名残惜しい気分のまま散会となりました。 
 この日の出席者は、三先生を含んで75名でした。

 翌日曜日の夕方、私が住む浅草では、雷鳴が鳴り、傘も差せないほどの激しい雨が 降ってきました。 
 マンションのベランダからその様子を眺め、やっぱり梅雨明け だったのかと、ひとり納得していました。




☆ ☆  名 簿 に 目 を 通 し て い る 吉 田 先 生 と 杉 野 氏  ☆ ☆        
    



☆ ☆  常 時 参 加 の 幹 事 が 並 ん で い ま す  ☆ ☆        
    



☆ ☆  熱 弁 を 振 る う 有 名 人  東 條 巌 氏  ☆ ☆
    



        
    



        
    

        
    

        
    

        
    

☆ ☆  貴公子の面影を残す 国語・古文の 吉田先生  ☆ ☆
    

☆ ☆  歌 詞 を 噛 み し め て 校 歌 斉 唱  ☆ ☆
    


 D組 代表幹事 石橋 達恭