上のタイトルロゴをクリックで 「54期総合ページ」 が見られます。  (スマホ) 作成日: 2021/07/27 by AM   
 

 令和2年11月18日からGoToトラベルを利用して、我々悟志会会員を中心に総勢14人で北越後から会津にかけて、 2泊3日の旅行をしました。
 初日は、新潟駅からチャーターバスに乗り、塩引き鮭で名高い村上市を訪ねました。
私は、個人的な興味から、戊辰戦争でこの城下町と領民を戦火から守った、若き村上藩筆頭家老鳥居三十郎の史跡を 探しましたが、明治新政府から逆賊の首魁とされたためか、僅かに資料館で遺品の陣羽織と簡単な説明書きを 見つけただけでした。
この資料館を訪れる人の内、城と城下町長岡を灰燼に帰して戦った河井継之助は皆知っていても、 自身の勤王思想も、命さえも捨てて町と領民を戦火から遠ざけ守った、この三十郎の名を知っているのは、 はたして何人いるのかと憮然としてしまいました。
 村上からさらに北上して、笹川流れの遊覧船に乗船、カモメと戯れながら海岸線に延々と続く奇岩、 洞窟などを遠望して、この日は、瀬葭温泉ビューホテルに1泊。
 翌19日は、岩船漁港の魚市場で買い物をしてから新発田城址に向かい、堀部安兵衛の父親が、 失火の責任を取らされたと伝えられる隅櫓(再建)を見学、城外の堀部安兵衛の銅像に挨拶した後、 昭和前半に活躍した挿絵画家、蕗谷虹児の記念館を訪ねました。
そこからさらに、明治の初めから大正時代まで採油が続けられた、金津油田の開発者中野貫一翁の邸跡、 兎谷中野旧邸で、折からの紅葉の下を心行くまで散策して、村杉温泉長生館に一泊、ここの中庭の紅葉も見事でした。
 最終日の20日は、一路会津に向かい、途中、立木千手観音像で名高い恵隆寺を始め、夫々に由緒、 歴史を持ちながら地理的なハンディもあって余り知られていない古刹や神社を幾つか訪ねて会津に入り、 飯盛山の白虎隊士墓所でお参りをして、郡山から帰京しました。
≪ ☆ ☆ 北越・会津旅行参加の皆さん ☆ ☆ ≫

≪ ☆☆ 北越・会津旅行参加の皆さん ☆☆ ≫

蜂谷 博(54回) 記   
(淡交会報第86号より転載)

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