(スマホ対応) 作成日:2013/10/26 by AM
母校は、昨年度から3年間、東京都から言語能力向上推進校の指定を受けている。
国語科をはじめとする全ての教科や教育活動を通して言語活動を行い、生徒の
思考力・判断力・表現力を育成し、生きる力を育む。
今回は、その一環として、64回生の関野吉晴氏の講演会が実施された。
日時
10月18日(金) 11:15〜12:45
場所
両国高等学校 体育館
対象
中高生全員
講演
「人類滅亡を避ける道」
(グレートジャーニー・新グレートジャーニーから未来を見つめる)
内容
自己紹介から始まり南米アマゾン川での経験に刺激されグレートジャーニーの逆行
に挑戦した経緯を語り、貴重な資料やビデオを交え、体験・経験・認識に至る過程
を詳しく具体的に話された。
人間は物の見方・考え方それぞれ違うが、特に先住民と町に住む人にとっては時間
の感じ方・物の流れ方が違う。
例えば先住民にとって速い乗り物は時速10qの筏であるが、現代の自動車文明では
人の速度が平均20〜30qとなって相当の違いがある。
☆ ☆ 講演する関野さん ☆ ☆
≪ ☆ 講演する関野さん ☆ ≫
グレートジャーニーは煎じ詰めれば「逃げる人々」が作ってきた 歴史と言われている。
そのような 歴史的環境の中、これから先、日本人はどこに向かうのか?
「正確な回答とは言えないが、自分達の足元から “当たり前の事”を 大切にすること
により、きっと好ましい未来を手に取ることが出来ると確信しています。
それらは“家族と一緒”、“好きなことをする”、“好きなところへ行く”、
“好きな旅をする”、“好きなことが言える”等です。」と強く語った。
最後に、「自然はコントロール出来ないが、理解はできる。 深く理解することが
肝要です」との話で終了した。
質疑応答で「旅の途中の病気対応について」 の質問には 「風土病 (特に高熱病)には
大変悩まされ、じっと耐えなければならなかったときがあった」 とのこと。
時間一杯の 熱い講演に 万雷の拍手があり、生徒会長から お礼の言葉、副会長から
花束贈呈で 閉会となった。
☆ ☆ 講演者への花束贈呈 ☆ ☆
≪ ☆☆ 講演者への花束贈呈 ☆☆ ≫
記 載 : 淡交会 事務局