作成日:2019/12/09 by AM    
 当委員会は、地球上の環境と気候が非常事態にあることを認識し、その事実を
市民全体で共有するよう、また、その持続が可能な社会の構築に向けて、私たち
の生活のあり方を全面的に見直すべく訴えた。
を掲げ、2015年9月の 「持続可能な開発目標(SDGs)」 採択と同年12月に採
択された 「パリ協定」 の重要性と意義を強調した。
また、現在、地球規模の環境と気候の非常事態に対し、スウェーデンの少女
グレタ・トゥーンベリ嬢 が提唱し、世界的な若人の共感を得て抗議行動
(Fridays for Future) に発展している状況を紹介しつつ、本年8月現在、18
の国と935の地方自治体(日本では長崎県壱岐市のみ)が宣言している
「環境と気候の非常事態宣言」を取り上げ、それへの注目を促した。
各論として、下記の通り、委員それぞれが関心を持ち、行動を重ねている
事柄につき展示を行い、来場者への説明につとめた。
1.岡田宗久 委員長(58回): 日本のエネルギー問題の状況とそれへの対応
  としての エネルギ−ミックスの問題、あるいは 水素エネルギーの重要性
  等を主要テーマとし、具体的な対応案を提唱した。
2.中村晴永 座長(55回): 上記の委員会の統一テーマの発案、起草に加え、
  海洋プラスティック問題 を主要テーマとして取り上げ、その現況の報告
  と解決への対応策を提案した。
3.中瀬勝義 委員(60回): 世界と日本の農業における 家族農業の持続可能性
  への寄与度
を訴え、重要性を強調した。更に、江東区の緑被率の推移、自
  家屋上家庭菜園の状況、下町の河川の利用の歴史、コウノトリの繁殖の状
  況等を多岐に亘り展示した。
4.伊藤林 委員(62回):雨水の会のメンバーの協力を得て、身近な有効策と
  しての 雨水の活用の重要性 等を雨樋からの取水器具等の実物を展示して
  強調した。
5.磯貝三男 委員(56回):東京直下型地震に伴う、当校通学圏内の12区の避難
  者発生数の 極端な多さを提示し、自治体等による 中長期の 「公助−U」
  る施策を提案。 また、各区の防災協力協定 締結先自治体との 緊密な関係
  構築と 具体的な避難者受容れ計画の検討と作成の実施を提案した。

 一以上一

 記載: 磯貝三男(56回)